B2プレーオフ展望
B1ライセンスを有した上でファイナルまで勝ち抜けば、確実にB1昇格が約束される、即ち3回負ける前に4回勝てば、同じ相手に先に2回勝つ、これを2回繰り返せば昇格である。
割と鉄板、楽観ムードではあるが。
直近のゲームや内容を観ていると、両地区の1位、アルティーリとレイクスが安定していて、他球団が割って入るのはなかなか厳しいのでは、と感じてはいる。
色々な意味で恵まれた滋賀だが絶対視は禁物
滋賀青森福岡山形、ライセンス持ちは滋賀と福岡だけ。しかしながら3位の福岡は調子を落としている。6位山形、7位青森も勝率5割前後がデフォ。これらの相手をホームに迎えられる滋賀の有利は動かない。
モータム、クリーナー、バーレルと経験と高さとパワーがある外国籍にラベナや湧川のスピードを止めるのは簡単ではない。経験豊富な選手も多く、試合を冷静に進められそう。強いて穴を述べるなら悪い時間帯に攻守の切り替えが遅くなりそこを突かれて大量失点することがある。パワーや高さ、オフェンスよりでスピードタイプが少ないところはかんがえようによっては狙い目である。
追う福岡。連敗フィニッシュのレギュラーシーズン終盤、序盤の勢いはすっかり影を潜めてしまっているが、順位が決まり選手のコンディション調整にウェイトを置いた感はある。外国籍は高いだけでなくアギラール、ウェア、ワシントン、三者三様のうまさがある。谷口をはじめとした日本人シューターの頑張りとチーム全体でのディフェンス意識、特に相手のスピードにどう対応するかが鍵になりそう。序盤、アウェイで滋賀に連勝し大いに慌てさせた福岡。再現で2度目のB1を掴めるか!?
山形は福岡にはアウェーで2戦2勝。出てくるプレイヤーが全員容赦なくスリーを狙ってくる。POの舞台でもいつもどおりの空いたらどんどん狙うバスケができるか?どんどん狙うことで岡島らのスピードを活かしたドライブも使っていきたい。初戦の福岡はいろいろな意味で相性は悪くない相手。滋賀には逆に高さで圧倒され全敗を喫しているが、一発勝負、信じるその道から波乱を起こせるか。
青森。スポンサーが決まりチーム存続と来期のB2継続を決めた今、やるべきことは一つでも多く勝って手を差し伸べ支えてくれた皆様への感謝を示すこと。そのモチベーションは決して低くない。ムラが大きすぎて勝ち星が思った以上に伸びなかったが、成長した池田にもともと力のあるガード陣、アウダモンゴメリに機嫌が良ければ無双するジョーダンハミルトンと噛み合えば何でも起こせる底力を持っている。
とはいえ、このブロック、余程なことがなければ滋賀が恐らく勝ち上がると読んでいる。山形のスリーが高止まりする、新スポンサー決まって青森がガチ覚醒、は僅かながら気をつけたい。もちろん復調すれば福岡にもチャンスはある。パブロアギラールという我々を昨年叩き落とした経験のある(以下略)
最後の戦いに未来はアル?
※感情抜き
千葉静岡越谷熊本。
最後の枠に滑り込んだ静岡、今度こそにかける越谷熊本となかなか面白い組み合わせ。
満を持して安斎HCを迎えるも勝ち星を落とし首位から大きく離されて東地区2位に甘んじた越谷。昨年からみせる要所での詰めの甘さは改善せず。大黒柱LJピークにリング下の要バッツ、軽やかに動き回るハーパー、そして鎌田や松山ら経験豊富な選手たち。アルファの輪を一つに、無限大の信じる強さを今こそ示すことができるか。
初戦で越谷に乗り込む熊本だが度重なるけが人続出で満身創痍。エースのウッドベリーの復帰で何とか格好をつけた感は否めない。しかしながら底力は今期のB2ではトップクラス。悲願へぶち化けるため、負傷者の一人でも多い復帰が望まれる。
そして最後の枠を掴み取ったベルテックス静岡。POアウェーは昨年に散々経験済。敵は2年前に運命を分けたアルティーリとくれば燃えないわけには行かない。
とりあえず、今1番波にのっているのが静岡なのに初戦でアルティーリというのが何というか、、、。
あれですね、アルティーリのブロックについて私情を挟むなというのは無理なのでこういう文章になるのは許してください🤫
このブロックのポイントは熊本がどこまで回復しているかと越谷の外国籍がどこまでスピードを維持できるスタミナを持っているかが鍵。
熊本が越谷を振り回して冷温停止に持っていきたいがそもそもその体力があるかどうか。
どうしても越谷はスローダウンを余儀なくされるラインナップの時間帯があり、何となくここを突かれている感は否めない。熊本はそこを突けるか?
そしてベルテックス静岡は外国籍の3人が万全なことが強み。どこまで日本人選手が頑張れるか。先に仕掛けるチャレンジャーのマインドをぶつけられるか。
というわけでアルティーリはまたつぎに。