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千葉目線のB2プレーオフ

さて、アルティーリ千葉について。


昨年まではあった明確な負けパターン

昨シーズンまでのアルティーリって、速いガードが多いチームに仕掛けられると守備でバタついて失点重ねてってケースが多かった。そうなったときにインサイドの選手がファウル重ねて苦しくなるのも少なくなかった。だからアシュリー、ラベネル、レオを中心に前で殴り倒すような見た目だったけど、反面速さのギャップや相手外国籍の強度に対し受け身に回ると意外に脆かった。日本人選手も相手のスピードに対応することで良さが消えてしまっていた。
そして、大塚裕土が抑えられると外からのシュート狙える輩がいなくなってってパターンも少なくなかった。そういう弱点の埋め合わせを良くも悪くもレオ・ライオンズが全部やってたわけだ。
でPOセミファイナルの開始早々でレオが怪我して、って流れだったから、ね。負けたけどよく粘ったよ。


去年の弱点を埋めるような見事な補強

で2023-24シーズンは外からシュートも打ててスピードもB1レベルな前田怜緒に経験豊富な熊谷尚也が加入。そして外国籍にはオーストラリアで活躍し高いだけでなく機動力のあるデレクパードンにディフェンスのスペシャリスト、アレックス・デイビスが加わった。そしてチームの成熟度合いに合わせるようにチュアンシンリュウと黒川虎徹が加わった。
高さだけでなくインサイドの機動力を手に入れた千葉は今までにない攻撃力と組織的ディフェンスに着手できる余裕を手に入れた。また前田怜緒は外のシュートとドライブだけでなく相手の速いガードに対応する厳しい守備で幾度となく敵チームを敗戦の淵へ追い込んだ。

新戦力に呼応するように既存戦力、特に杉本慶と大崎裕太が持ち味を発揮、怖い奴らに化した。昨年まで出場機会の限られた鶴田美勇士も外国籍に負けないフィジカルで見事にプレー、チームを引き締めた。

昨年の悔しさをバネに妥協のない戦力補強、そして補強戦力を余す所なく使うことで既存戦力とさらなる化学反応を起こし続けてきた濃紺の戦士たちに死角などあるわけがない!!!!!

レギュラーシーズンのゲーム差は重い!

2位に20ゲーム差をつけたアルティーリ千葉。勝率9割超え。それでもPOですべてが泡に帰す可能性もゼロではない。しかし、下剋上するにはシーズンでそれなりの位置にいる必要がある。ワイルドカードから日本一になった宇都宮だって勝率7割超えていた。2017のDeNAだって5割勝っていたし直近の勝率は高かった。千葉ロッテも首位や2位とのゲーム差は僅かだった。そのすべてが当てはまらない挑戦者に下剋上出し抜けを食らうことはあり得ない!


言いたいこと

ほんと、新しい歴史を始めるには、これまでの歴史を振り返る、そして歴史に誇りを持つ、その誇りを自らの中で最大限に高めてみて頂きたい!!!!!
熱狂せよ!





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