ASDだから辛かったこと(”なんか体調悪い”はズルじゃなかった④)
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(”なんか体調悪いはズルじゃなかった①&②&③” の続きになります)
手の掛からない息子
数年前から続けているフルタイムの仕事、
娘のほぼ毎日ある習い事の送迎、
通常ルーチンの夜遅くまで掛かる家事、
娘の小学校のPTA活動、
ぐるぐる忙しい毎日を送っていた私にとって、
中学生の息子は、
自分で起きて朝ご飯を準備して食べてくれる、
学校からのプリント類は出し忘れるものの
手のかからなくて有難い存在でした。
とはいえ、
食が細くて給食時間は大丈夫かな?とか、
いじめの対象になっていないかな?とか、
心配する箇所も少しはありました。
「学校行くの面倒くさい。行きたくない。」
と毎朝言うのはお約束であったけれど、
登校時間になるとぱっと切り替えて登校していました。
たまに「中学校でこういうことがあって嫌だった」
と話してくれましたが、
「そうだったんだね」と同感するのみで
放置状態でした。
忙しそうな私にそれ以上言っても聞いて貰えないと思ってたのかな。
言ったところで、中学校に行くのはマストだと諦めてたのかな。
今思うと申し訳ない気持ちになります。
☆ ☆ ☆
辛かったこと
病院通いを始めて以降、
息子と向き合って落ち着いて聞いてみると
辛かったことをぽつりぽつりと教えてくれました。
静かに話を聞くべき時に騒ぐ生徒さんがいること、
一人の生徒さんが叱られているのを聞いていると自分まで叱られた気持ちになること、
実験等で「自分がやる」と言ったのに先生の話を聞いていなくてできなかった生徒さんを息子がサポートすることになったこと、
理不尽だと感じることが多かったこと、
理不尽だと思ってもどうすることもできなかったこと、
遠足など、普段過ごすのとは違う場所にクラスの人と行くこと、
集団の中で過ごすことが辛い事を教えてくれました。
☆ ☆ ☆
「もう学校に行かなくていいよ」
息子にきっぱり伝えた時の、
信じられないという表情とともに
ほっとした表情だったのを見れて
これでよかったんだと思いました。
学校に行った方が進学にも便利だし、
深く考えなくても先生達の言うことさえ聞いていれば
高校はいるまでは何とかなる。
だけど、痩せていく息子にそれを無理強いをする気はありませんでした。
まずは体も心も元気になってほしい。
数回ではありますが、
失敗するんじゃないかと心配するあまり、
朝3時や4時に起きて学校の支度をして待っていた息子。
まだ早いから少しでも寝なさいと伝えても
「二度寝して起きれなかったら困る」というので、
「お母さんが起こしてあげるから大丈夫だよ」
と無理やり二度寝させることがありました。
思い出すと涙がこみ上げてきます。
どれだけ学校で緊張していたんでしょう。
何か失敗するんじゃないかと不安でどれほど怖かった事でしょう。
忙しいを言い訳にして息子のことを見守っていただけの私を
膝詰めで説教したいです。
まずは学校生活で緊張しまくっていた心をほぐして、
少しずつ食べれるようになってほしい。
少しでも元気を取り戻してほしい。
そう思って見守っているところです(現在進行形)。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
私の失敗談がまわりまわってどなたかの糧になったら嬉しいです。
イラストお借りしました。ありがとうございました!