遠くて近い未来(さき)のこと(”なんか体調悪い”はズルじゃなかった・23)
★ ASDの特性 ★
ASDの特性のひとつに、
「 毎日のルーティンワークは得意だが、
遠い先を見通して計画を立てるのが苦手 」
というのがあります。
「決められたルールの中でやるべきことをするのはできるが、
全体像を推し量って今やるべきことをするのが苦手」
といった方が分かりやすいかもしれません。
確かにそういう所あるなぁ~と思うし、
本人も確かに!って言ってるくらいだから本当にそうなんだけど、
でも、できるお子さんの方が少ないのではないか
とも思います。
じゃなきゃ、
あんなに夏休みの終わりに焦る子供達が沢山居る訳ない 😆
そして実生活では、私も苦手です(仕事は別)。
(仕事ならできる理由は募集中。自分でも分からない ٩( ''ω'' )و )
偉そうに指導できるほどの私ではないし、
正直言って苦手&できれば避けたい位だけど、
苦手だとはいえ二人でやるのなら、息子一人でやるよりましなはず。
★ 遠い未来を仮定 ★
まず、遠い未来(ゴール)を仮定するところから。
今回の場合は、『将来やりたい仕事に就ける事』がゴールです。
息子がやりたい仕事は今の時点でOK。
やりたい仕事が変わったら、
その時点で再検討→補正すればよいので
あまり気負わずに考えてみます。
★ 逆算して積み上げ ★
以前、プロジェクトのスケジュールを作ってた時、
ゴールの日付と仕事内容(大まか→詳細)をはっきりさせてから、
ゴール日から逆算して、
「じゃ、Aは〇日までに。Bは△日までに。」
と、ひとつひとつのやるべきこと(タスク)の
スケジューリングをしていました。
突然の体調不良などを考慮して
あらかじめ緩めに(内緒だけど)設定したスケジュールと
(小心者ゆえの)人知れず早めに仕上げておく癖で
スケジュールを遅延させないようにできました。
息子には、
『 いつまでになにができていればいいのか 』
を分かりやすく文書や図を作って整理整頓するように伝えます。
今回の場合、
” やりたい仕事に就く為の知識や資格を得られる大学は? ”
” その大学に合格する為に適した学力や高校は? ”
” その高校を受験する為に必要な学力は? ”
具体的に考えるほど、
やるべきことが分かりやすくなっていきますね (*'▽')
そして、分かりやすく文書や図にして残しておきます。
~ ASDさんが分かりやすいように可視化することが大事 ~
★ 近い未来 ★
次は
『 直近で何をいつまでにすればよいのか 』
に集中します。
息子の場合、
「 今の学年の間にしておくべきことは? 」
→ 「2学期までに身につけておく学力は?」
→ 「今月の分はどれだけ?」
→ 「今週の分はどれだけ?」
→ 「今日の分は予定通りにできた?」
少しずつ小さい単位でクリアしていくように☆
うっかりの抜けがないように何度も考えて見直せればスバラシイ。
一つずつ小さなタスクをクリアするごとに自分を褒めて
コツコツ進めていけば、
ゴールに辿り着きます(多分きっと)。
★ うまくいかない時はその都度 ★
スケジュール通りに行かないこともあります。
焦りますよね。
だけど、その時点でのベストな方法を落ち着いて考えて
スケジュールを補正すれば大丈夫。
もともと少し緩めに組んでおけば、補正しやすいです。
大事なのは
「ま、こういうこともあるよね」
って自分に言い聞かせて落ち着くこと。
ここで焦ると大事な事を見落としてしまうかも。
それに、無理すると倒れるので注意。
なんて偉そうに書いてみましたが、
息子&私ができるかどうか、かなり怪しいです。
怪しいけれど、やってみます☆
最後まで読んで下さってありがとうございました!