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あいこ先生

学童に行くため、子ども(6歳・女子)を自転車に乗せて走っていると、恐らく3~4歳の保育園の子どもたち数名が、団体で向こうからやってきた。

すると、なぜかその中の子どもが、「アッ!!」と言ってこちらに大きく手を振ってくる。まったく見覚えがない子だが、振り返っても誰もいないので、明らかに私たちに振っているのだ。

我々:「え…?我々…?」

我々がいぶかしがっていることにも気が付かずその子が大きい声でこちらに呼びかけた。

知らぬ子:「あいこ先生~~~!」

ほかの子供も一斉にこちらに手をふって、「あいこ先生~~!」と口々に言ってくる。

…私か…!!私はあいこ先生ではない!!

しかし、あまりに笑顔で全員が手を振ってくるので、

私はあいこ先生のふりをしてもはや手を振り返した!

過ぎ去った後に子どももさすがに笑ってしまっており、「ねえ今の可愛かったねえ~」などと言っているので、保育園の頃にくらべたら成長したな…と思っていたところ、子どもがうっとりと続けた。

子ども:「ねえママ、ママってバイト先生だったんだねえ~~」

大差ない!寧ろ凌駕している!

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