扇風機とスイカ
実家に使っていない古い扇風機がある。
どのくらい古いかというと、扇風機の真ん中の丸いところに蓋というか覆いがなくて手が入れられるくらいに古い。
羽の中心の部分は、今時のもののように真っ平らになっていなくて、飛行機の先端のように丸っこい円錐形をしている。
小さい頃は扇風機のその円錐形の部分に鉛筆を当てて、丸を書いていた。鉛筆を1箇所に固定して扇風機のスイッチを入れると、ぐるりと丸が描かれるのだ。木でできたコマとか作るときみたいな感じ。
何重にも線を引いていた。
スイカについての思い出は、種をふいて遊んで怒られたくらいしかない