徒然庭日誌|vol.10 ビオラの種まき〜発芽
夏が終わったら大急ぎで来春の仕込み...!ということで、冬〜春の花壇の味方、ビオラの種まきをしました。
これまでビオラは苗で買ってきましたが、去年初めて種から育ててみたところ、可愛くて可愛くて。愛着が湧きまくるので、花ガラ摘みもマメにできるようになるし、花壇の美観的にも一石二鳥です。調べていくうちに、愛好家の中には花を愛でるに留まらず、毎年種を採って育てる方々がいると知り、「こ、、これは、すごい楽しい趣味を見つけた...!」と、早速私も種の採取に挑戦することに。
花期を長く楽しむために、開花中は花ガラをこまめに摘むようにと学びましたが、種をとりたい場合は別。萎れた花ガラを残して種を実らせ収穫します。
しおしおになった花弁の付け根がふっくらしている子を見つけたら、花びらだけをそーっと外してみて、、、
こんな風に丸く膨らんでいたら、無事受粉ができている証だそうです。
すでに可愛い。
慣れてくると花弁を外さなくても種ができるか否かがわかるそうですが、私はまだそのレベルに達していないので、一つ一つ花弁を外してチェックチェック。
種が完熟すると、この丸い膨らみがパカッと開いてバラバラとこぼれ落ちてしまうそうなので、見つけ次第緑なうちにお茶パックをかぶせていきました。
ググったらこういう先人の知恵がすぐに見つかって、本当にありがたい時代です。テクノロジーと先人に感謝。
ちなみに、カバーをしておかないとどうなるかというと、こうなりました!
パカッ!
すでに半分以上こぼれてしまっていますが、こんな感じで種がぎっしり入っているんですね。種はゴマよりちょい小さいぐらいのサイズ感でした。
お茶パックをかけておいた方は、回収後、落ち着いて種を集められました。
採取した種を整理し、冷蔵庫で保管しておいたのがGWごろ。
そして秋到来!ついに夏が終わったので、満を持していざ種まきです!
ビオラの発芽適温は15℃〜20℃。涼しくなってきたとはいえ、私の暮らす地域は9月上旬で28℃/18℃くらいの気温です。丁寧な方は、クーラーボックスに入れたりして適温管理下で発芽をさせているようでしたが、私にはちょっとそこまでお世話できる自信がなかったので、屋内の涼しいところで乾燥に気をつけて放置する作戦にしました。
9/8に種まきして、6日後の夜。「やっぱりクーラーボックスに入れたりしたほうがよかったのかな??」とヤキモキし始めていましたが、仕事から帰ると、何やら緑の片鱗が土の隙間に覗いているではありませんか...!!!
ジャジャーン!!
無事発芽です。わーーーい!!
その頃から最低気温がグッと下がってきてくれたのも幸いしたのか、次々と発芽してくれました。気温の肌感覚目安としては、明け方タオルケットだと肌寒くてパジャマを長袖に衣替えするぐらいのタイミングです。クーラーを使わなくなって、肌掛け布団を出すか否か迷い始めるぐらいが種まき時期に良いのかもしれません。(来年の私へ)
発芽した双葉が可愛いからと過保護にすると、徒長してヒョロヒョロになることを学んだので、すぐに外へ移しました。
いくら日当たりが良い部屋と言っても、屋内は屋内。「日光・風(外気)・水」が植物の成長にはとてもとても重要ということで、それらを良い塩梅で提供するのが私のお仕事なのだと言っても過言ではないのですね。私の快適と植物の快適は違うのだ、ということに気付けた私は去年より少し成長している気がします。いいぞ、その調子だ。
さて、そんなこんなで、7〜8割方発芽してくれたので、少し早いですが第一回目の移植を実施しました。適当にばーっと筋まきした結果、蜜!!!という感じになってしまったため、無事発芽した子をセルトレーに一つ一つ移して、本葉が出るまでのびのびしていただく作戦です。
小さな小さな双葉と根っこをちぎれないように竹串でそーっと移植していきました。一応、どの色の株から取れた種かはわかるように管理していますが、自然受粉なので、今年何色が咲くかはお楽しみですね。
さて、お次はこの小さな小さな双葉から無事本葉が出てくれるように、またお水と日当たりの管理に気をつけて育てていきたいと思います。