HSPが仕事をしたくない・つらいと感じる5つの原因!転職すべき?
「仕事がつらくて、毎朝会社に行きたくないと感じる」
「HSPが仕事をしたくないと感じる原因は何?」
「仕事を辞める勇気はない…」
仕事をしたくない・つらいと感じるHSPは、あなただけではありません。
私自身もつらいと思い悩んでいましたし、実際に転職しました。疲れやすく、繊細なHSPにとって、人間関係や業務量などを理由に仕事をがつらいと思ってしまうことは、ある意味しかたがないことかもしれません。
しかし、仕事をしたくないからと言って、働かなかったら収入がなくなり、生きていくことができませんよね。
仕事や働き方は数えきれないほどあります。今の職場でつらいなら、他にある選択肢に目を向けて、あなたらしく生きられる環境にチャレンジしましょう。
HSPが仕事をしたくない・つらいと思う5つの原因
HSPに限らず、仕事は一日の大半を占めているため「仕事をしたくない・つらい」と思い続けるのは嫌ですよね。私自身も、新卒で入社した会社が嫌で仕事のある日がつらくてたまりませんでした。
仕事をしたくないと思ってしまうには、主に以下の5つがあります。
人間関係がつらい
休日に疲れが回復できない
仕事量が多すぎる
人が怒られているのを見るのがつらい
気を遣うのに疲れた
年齢や性格がさまざまな会社の中で自分に合わない人や、向いていない仕事があることは仕方がありません。しかし、仕事をしたくない・つらいと思いながら働く必要はあるのでしょうか。
まずは、仕事をしたくないと感じる原因を確認してみましょう。
人間関係がつらい
敏感で繊細なHSPであるあなたにとって、職場の雰囲気や同僚との相性は仕事の喜びややりがいを左右する大切な要素です。多くの人が経済的理由で働いていますが、それに匹敵するほど大切なのが人間関係です。
職場での人間関係が円滑だと、仕事のモチベーションも上がり、楽しく続けられます。しかし、高圧的な同僚やいじめ、嫌がらせが存在する場は、あなたにとってストレスフルな環境になります。
実際、パワハラやモラハラにより、精神的な病気に追い込まれた経験もあるかもしれません。そんな時、心強い支えとなるのは理解ある同僚や上司の存在です。
しかし、場合によっては状況が改善せず転職を選択することもあります。新たな職場でもストレスが完全にないわけではありませんが、人間関係がマシな分、働きやすいと感じるでしょう。
大切なのは、あなたにとって快適な人間関係とは何か、どんな環境なら心地よく感じるかを理解することです。
休日に疲れが回復できない
疲れやすいHSPにとって、日々の仕事の疲れは、休日で回復しきれないことも多いでしょう。休日は一日中寝ているという人もいるのではないでしょうか。
仕事のせいでプライベートの時間が失われると、生きる楽しさや喜び自体も失われてしまいます。私自身も、会社を辞めたいと感じているときは、仕事も日常も辛いものでした。
仕事を変え、自分らしく生きられるようになると、仕事もプライベートも楽しめます。休日を仕事のために体を回復するためだけに過ごしているのであれば、ストレスが溜まりすぎているといえるでしょう。
仕事量が多すぎる
真面目で、頼まれるとなかなか「いいえ」と言えないあなたは、知らず知らずのうちに多くの仕事を引き受けてしまうこともあるでしょう。自分だけでなく、他人の仕事まで担うことになり、疲れを感じることがありますね。
また、分からないことを上司に尋ねる際にも、「迷惑をかけているかも」「今は忙しそうだし、後で聞こう」といった心配が頭をよぎり、行動に移すまでに時間がかかることがあります。
仕事の量が多すぎると感じたら、自分にできる範囲での仕事量を見極め、必要であれば上司や同僚に相談してみましょう。自分の限界を知り、断る勇気を持つことも、HSPのあなたにとって大切なスキルになります。
人が怒られているのを見るのがつらい
HSPは周りの人が叱られたり、厳しい言葉を浴びせられている場面に立ち会うと、直接自分が対象でなくても、心が重くなってしまうことがありますよね。周囲の緊張感や批判的な空気が、まるで自分に向けられているかのように感じられ、気持ちが沈んだり、ストレスを感じやすいのです。
このような状況は、感受性が強く、周りの感情や雰囲気に敏感なHSPの特性から来るもの。周囲の空気を読み取る能力が高い反面、HSP以外のの人よりもストレスを溜めやすくなります。
対処法としては、状況が許すならば一時的にその場を離れることをおすすめします。トイレに行ったり、少し休憩したり、外の空気を吸ったりなど、自分をリセットする時間を持つことで、感情的な余波から距離を置くことができます。その場から離れられない場合は、周囲の音が聞こえないように、イヤフォンを付けるのもおすすめです。
このような小さな行動でも、心の平穏を取り戻し、職場でのストレスを軽減する手助けとなります。自分の感受性を理解し、上手に対処してみましょう。
気を遣うのに疲れた
HSPは、周囲の期待や雰囲気を敏感に察知し、それに応じて行動しようとします。自分の意見を持っているけれど、「これを言ったらどう思われるだろう」「怒らせてしまうかもしれない」といった心配が頭をよぎり、結局は言いたいことを心の中に留めてしまうことが多いのではないでしょうか。
言いたいことを我慢することは、精神的な疲労やストレスを蓄積させ、仕事に対するモチベーションの低下にもつながります。言いたいことを抱え込むのではなく、信頼できる同僚や友人、場合によっては上司にも適切に意見を伝えることで、心の負担を軽減できます。
もちろん、伝え方には工夫が必要ですが、「こう感じています」と自分の感情や考えを素直に伝えてみましょう。
「言いたいことが言える環境を少しずつでも作っていくこと」これが、HSPの方々が仕事で長く続けるために重要です。自分の意見を尊重してくれる職場を見つけることも、あなたらしく働くために大切です。
HSPが仕事がしたくない・つらいと感じた時の5つの対処法
HSPが仕事がしたくない・つらいと感じてしまっている状況は、仕事に対するストレスが溜まっている証拠です。そのため、以下の5つの対処法でストレスを減らしていきましょう。
つらいことを書き出してみる
自分が本当にしたいことを考える
信頼できる人に相談する
有給や休職制度を利用する
転職・退職を検討する
最終的には、違う仕事に携わることも1つの手段です。仕事は数えきれないほどたくさんあります。続けるにしても、辞めるにしても、あなたにとって楽しいと思える仕事を選択しましょう。
つらいことを書き出してみる
HSPは、感じたことや考えたことを心の中に溜め込みがちです。信頼できる誰かに話すことで心が軽くなることもありますが、いつでも話せる相手がいるわけではありませんよね。
そんな時に試してほしいのが、「つらいことを紙に書き出す」方法です。紙に書くだけでも、自分が感じているストレスや不安の原因を具体的に把握する手段となります。
つらいことを一つひとつ書き出してみることで、何が自分を苦しめているのかが明確になります。そして、それを見返すことで、解決すべきポイントが見えてきます。
少しでも気持ちが楽になるよう、自分の感情と正直に向き合ってみましょう。
自分が本当にしたいことを考える
HSPは、自分にとって最適な環境を見つけることが重要です。社会の常識や周囲の期待に縛られ、「正社員でなければ」と自分を追い込んでしまうこともあるかもしれませんが、それが本当に自分にとって最良の選択なのでしょうか?
正社員からフリーランスになった私の経験から言うと、正社員としての働き方がすべてではありません。正社員という枠に囚われず、様々な雇用形態の中から自分に合ったものを選択する勇気を持つことが大切です。
今では、フリーターやパート、派遣などの非正規の働き方もたくさんあります。これらは、仕事の量や時間を調整し、自分のライフスタイルに合わせた働き方をすることで、ストレスを減らしながら日々を過ごすことができます。
自分にとって理想的な働き方を見つけるためには、まず自分が何を求め、何を大切にしたいのかを深く考えてみることが必要です。「自分が楽しいと思うことは何か?」をリストアップし、それを元に仕事の選択肢を考えてみましょう。
信頼できる人に相談する
仕事での悩みや不安を抱えている時、一人で抱え込んでしまうと問題がより大きく感じられ、解決が難しくなることもあります。特にHSPは、自分の気持ちを外に出すことが苦手であるため、ストレスを溜めやすいです。まずは、以下の中から相談できる人を見つけてみましょう。
上司:仕事の悩みや職場環境について、改善策を一緒に考えてもらう
同僚:同じ環境にいる人たちとの共感やアドバイスを求める
友人:仕事外の視点からアドバイスや励ましをもらう
家族:子どものころからのあなたを知っているからこそのアドバイスをもらう
しかし、身近な人だからこそ相談するのが難しい場合もあるでしょう。そんな時は、カウンセラーに相談するのがおすすめです。専門家からのアドバイスは、自分自身では気づかなかった解決策を見つける手助けとなります。
有給や休職制度を利用する
職場のストレスや圧迫感が限界に達したと感じることは、HSPの方にとっては決して珍しいことではありません。自分の心と体がSOSを発しているサインを見逃さないためにも、「有給休暇」や「休職制度」の利用を検討してみましょう。
これらは、自分自身を再び見つめ直し、回復するための貴重な時間になります。
休暇を取ることは、決して逃げではありません。それどころか、自分を守ることに繋がります。休職期間中には、自分が本当にやりたいこと、心地よい働き方などについてじっくりと考える良い機会です。
あなたにとって何が最善かを見極めることができれば、将来的により充実した日々を送ることが可能になります。
転職・退職を検討する
もし今の職場で働き続けることが難しいと感じる場合、転職や退職も選択肢になります。というよりも、少しでも違和感を持った時点で、転職してしまっても良いと思います。
私自身も転職を経験しましたが、辞めてよかったと心から思います。働いている間は視野が狭まり、他の選択肢を見づらくなってしまいますが、思っているよりも多くの働きからが存在します。
心身の健康を最優先に考え、自分にとって健全な働き方を選択することは決して恥ずべきことではありません。現在の職場が自分に合っていないと感じたら、勇気を持って変化を受け入れる準備をしてみましょう。「限界に達する前に行動する」ことで、心身の健康を守り、より良い職業生活を目指すことができます。
HSPの私が仕事がしたくない・つらいと思う職場を退職した理由
私自身も新卒で入社した会社を1年半で退職した経験があります。その時に仕事をしたくないと感じた理由は、主に以下の5つです。
楽しくない
上司みたいになりたくない
休日はぐったりしている
毎朝会社に行くのがつらい
このままでは自分ではなくなる
仕事だけではなく、「なんのために生きているのか」についても疑問を持つようになりました。生きるために働いているのか、働くために生きているのかがわからなくなり、悩んでいましたが、「生きるために働いている」が正しいと思います。
それなのに、生きるための仕事が原因で生きることが楽しくないなんて、本末転倒です。そのため、自分にとって、楽しみながら働ける仕事は何かを考え直しました。
私にとっては、お金よりもやりがいが大切です。そのため、フリーランスのwebライターとして、自分らしく自由に働くことを選びました。確かに突然仕事がなくなる不安もありますが、会社にいた頃よりは、自分らしく楽しく働いているし、生きています。
仕事はたくさんあります。あなたに合う仕事も必ず見つかります。したくない・つらいと思う仕事だけではなく、他にある選択肢にも目を向けてみてくださいね。
仕事がしたくない・つらいと感じるHSPの直感を無視しないで!
仕事がしたくない・つらいとあなたが感じていることは、まぎれもない事実です。そう感じている自分の気持ちを、まずは受け入れて、しっかりと向き合いましょう。
まずは、以下の対処法を順に試してみてください。
つらいことを書き出してみる
自分が本当にしたいことを考える
信頼できる人に相談する
有給や休職制度を利用する
転職・退職を検討する
仕事は今の職場にしかないわけではありません。あなたがつらいと感じているのであれば、他の選択肢に目を向け挑戦してみましょう。必ず、あなたが楽しみながら働ける環境が見つかります。