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『心療内科医が教える本当の休み方』から自分にあったストレス回避方法を探る

IT業界で働くワーママです。最近気持ちが焦りすぎて疲れている気がすると思い、ゴールデンウィークにまず『心療内科医が教える本当の休み方』を読みました。読み終えてみて、今まで自分が不調なときに選んでいた行動が線になって繋がった感じがして、気が楽になったので、それを書き留めてみます。


本から学んだこと

夫がメンタル不調になったときに読んで欲しいと思って買った『心療内科医が教える本当の休み方』を私が読みました。私が受け取ったのはこんな内容です。

  • 気持ちが上がる炎モードと気持ちが下がる氷モードがある。ひとはストレスが強すぎると感情がなくなる。

  • 早く治りたいという患者ほど、なかなか治らない。「ゆっくり」の価値を感じる。

  • 自律神経は3種類。腹側の迷走神経を刺激するとストレスに耐えられる。刺激の仕方は6タイプあり、その人によって強弱は異なる。

ゴールデンウィーク中の脳内

仕事にまつわるあれこれ

ゴールデンウィークに入ったとき、私のタスクが多すぎる&重すぎると感じて、焦りの気持ちが強かったです。

そこで出てくる上司のあいまいな指示にイライラする感情。そこから別の人から過去に受けた嫌がらせの数々が芋づる式に思い出されてきます。

今の上司のあいまいな指示については、自分であいまいな部分を具体化して、GW後に片付ける見通しをつけて、今考えるのは終わりにしました。

過去の嫌がらせは今考えても無駄なのに反芻してしまう。「私、何やってるの?」と気づいて、別のことを考え始めます。しかし、この時点で疲れています。

娘の夜驚症と鼻血

ここ数ヶ月ほぼ毎晩、2歳の娘が夜中に泣き叫びます。そのため、私は一晩通しで眠れたことがしばらくありません。そして寝ながら鼻をいじり、鼻血を出して寝具を血まみれにすることが月に2~3回あり、そのたびにシーツやふとん、枕本体、枕カバーを手洗いして、コインランドリーへ持って行ってと時間と体力気力を奪われています。

『心療内科医が教える本当の休み方』を読み終えた翌日の夜中に、「鼻が出たー」と泣き叫び、寝ていたところをいつものように起こされ、止血に追われました。

そのときに「こんな睡眠環境は嫌だ」と思い、涙が止まらなくなり、娘と一緒に声を出して泣きました。娘の泣き叫びはいつか終わると思っていても、いつ終わるかわからないストレスに私は相当蝕まれていることに気づけました。

どうしたらいいのか

コーピング

『心療内科医が教える本当の休み方』でいうストレス耐性を上げてくれる行為としてコーピングが紹介されています。これが6タイプに分類されるということで、私の場合を挙げてみました。

  • Belief 信念

    • 神社に行く

  • Affect 感情

    • 泣く

  • Social 社会的

    • 誰かに相談する、夫に話してみる

    • コミュニティー活動に参加する

  • Imagination 想像力

    • 現実から逃避する、空想にふける

    • 美術館に行く

    • 小説を読む

  • Cognition 認知

    • TODOリストを作る

    • 他者とのコミュニケーションを通じて状況理解をする

    • 出来事からの学びを考える(noteでやっていること)

    • 自己理解を深める本を読む

  • Physiology 身体

    • 掃除、料理

    • ストレッチ、ヨガ

    • 温泉

挙げてみると、私はBliefとAffectのカテゴリーのコーピングはあまり持っていないようです。感情を出す(Affect)よりは、感情を認識する(Cognition)の方を選んでいます。

「思考」に振り回されない

感情を認識するところから、2つの本を思い出しました。いずれも「今ここ」という意識を継続し続ける手法を紹介しています。

『左脳さん、右脳さん。: あなたにも体感できる意識変容の5ステップ』
一度読んで、坐禅などでマインドフルネス状態になってそれで終わりではなく、その状態を日常でも続るためのメソッドです。

『Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』
こちらは読んでいませんが、読んだ方のnoteを拝見すると、ネドじゅんさんと似たような内容のようです。

過去の出来事や起きていない将来の出来事を引っ張り出して、あれこれ反芻(思考)するのは自分を消耗するだけなのです。感情を認識する、体を動かして今日の体調を認識する、といったことが「思考」を止めるに有効である、ということはコーピングを選ぶのと通じているように思います。

私の場合は「感情を認識する」という行為があっていそうなので、引き続きこのアプローチを選んでいこうと思います。

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