四角大輔さんのトークイベントに参加し、「自分彫刻」の術を覚えた!
昨日7/29、渋谷QWSにて行われた四角大輔さんのトークイベント「毎日のムダを"夢への投資"に変える決断術」に参加しました。
その内容とエピソードを備忘録としてまとめております。
四角さんといえば、の書籍はいくつかあるけど、私はこの本が一番お気に入りです。
20代、と書かれているけど10代の学生さんも30代以降の大人も読める内容です。
とにかく「捨てること」について自分に問いかけることができる内容で、普段本を読む方なら1時間程度でサクッと読めます。
文庫版サイズなので小さめのカバンにも入って、通勤電車の中でも読みやすいです!
このイベントの帰りに、iPhoneの充電がなくなりかけたので、読みながら帰ってきました。
思いがけずいい時間だった~!
参加したきっかけ
このイベントを知ったのはこの投稿を見たことがきっかけでした。
「予定空いてるし予約枠空いてるし飛び込んじゃえ!」と得意の思い立ったら即行動パターンで参加することにしました。
結果、めちゃ楽しかった!!!
(そして、いろいろなご縁も付いてきた!)
・約45分間のトークセッション(1時間くらい?)
・参加者からの質問タイム
・交流会(写真撮影など)
約2時間、ずっと楽しかったです!
7/21のセカイキで四角さんとお会いしたばかりで、すでに四角さんのお人柄にたっぷり触れた状態で参加したのですが、より深くお考えを知ることができました。
四角さん、お話しするの上手だなってすごく思う。引き込まれる…!
↑セカイキに参加した感想はこちらから!
四角さんについて知ったこと
今回のトークを聞いて知った四角さんのことがあります。
・昔からみずたまりが好きな人
→幼少期から「水のある場所」すなわち海や川(下流、中流、源流でまた違う)、池などが好きで、水たまりを見るだけで興奮する人だとおっしゃっていて、「好き」って日常に転がっているんだなぁと思いました。
四角さんは水たまりが好きで、お若い時から「ニュージーランドの湖畔の近くに住む」と言語化してそれを実現された方だけど、誰しもこういう「好き」って絶対ある!と思いました。
・ドイトに通い、バン(車)を修理していた
ドイト〜〜〜!!
四角さんが「ドイトっていう、ホームセンターがあるんだけど…皆さん知ってます?」と全体に問いかけた時に、私は知ってたので笑いながら挙手したんですけど、他に知ってる人がいなくて!!!笑
四角さん「あ、知ってる?埼玉県民だよね?」といった感じで反応してくださり、嬉しかった。笑
調べてみたら、ドイトっていうホームセンターは埼玉発で、全国展開してるわけではなかったのです。(今はコーナンという名前)
四角さんは大阪出身ですが、埼玉で大学時代を過ごされており、私はとっても親近感です。笑
その当時には、四角さんはすでに車にテントなどを積んで湖に行き、魚を釣ったり、近所の農家さんに声をかけて野菜を分けてもらったりされていたそうです!
四角さんのお話を聞いて、改めて「お金を稼ぐ」という目的や動機以外で湧き出る「やりたいこと」をやる原体験って本当に「自分そのもの」なんだなと思いました。
レコード会社時代について
四角さんのレコード会社時代のことについてのお話は、「ビジネス」の観点からも学びが多くありました!
プロデュースする上での考え
・相手のことを引き算するインタビューする(余計なものを削ぎ落とす)
・白紙の状態で人のことを見る(バイアスを除く)
・その人の原体験をインタビューする
・プロデュース中は世の中の情報を遮断していた(流行りを考えると「その人」の個性が出せないから)
・成功のノウハウやコツはない(成功例はあるけど、それが毎回当てはまるわけではない)
四角さんは彫刻を削るようにアーティストをプロデュースしていたとおっしゃっていました。
削りすぎてもいけないし、削らないとその人そのものが出せない。
四角さんはシンプルに物事を考える方であり、足し算していくことは苦手だからやらないとおっしゃっていました。(最高の自己理解!)
現代を生きる上で、情報を絞ること
クーリエジャポンさん主催のイベントなこともあり、「情報の取捨選択」についての話題もありました。
四角さんのメディアの選び方
・ファクトがトリプルチェックされてる媒体
・ある程度歴史のある媒体
なぜなら、この2つをクリアしている媒体は信頼できるから、とのことです。(四角さんはNHK、東京新聞、ロイター通信の3つに絞って情報を集めているそうです。)
四角さん「災害時はこれ以外からも情報取りに行くけど、通常時はこの3つだけ!」
You’re what you eat.の考え方で情報も得る
食べたものから得る栄養が体を作るように、得る情報が思考を作るよ、という考え方です。
腐った食べ物を食べないのと同じで、変な情報を入れないようにすると良い。とおっしゃっていてました!
今の世の中には「バズる」ためにあえて刺激を強くしたり言葉を尖らせている情報や、出所不明のフェイクニュースが溢れていて、しかもそれが簡単に拡散されていく上に人は信じてしまうのだと。(コロナ禍のデマの話など)
ここにはすごーーーく考えさせられました。
私は目に入る情報を自然と取り入れてしまう上に感受性がかなり強いので、ニュースは映像で見ないようにしています。
それって変なのかな?良くないのかな?と悩んだ時期もありましたが、今はインターネットの記事で事足りているし、むしろ情報源の取捨選択の制度をもう少し高めたいなと思いました。
ミニマルライフという生き方
四角さんのことを言葉で表現するなら、「ノマドワーカー」「ミニマリスト」という単語がキーワードとして出てくると思います。
四角さんはご自身で、「みんな僕が時代の先を読んだように思っているけど、そうではなくて自分が楽しいと思うことをシンプルにやってきただけ」とおっしゃっていました。
よく「時代が追いついてきた」って言葉の表現を耳にするけど、四角さんにとっては追いつくかどうかは関係なくて、ただ自分が楽しいことをやってるだけなんだなと……!
日本は世界で1番便利。
だからこそ人は惑わされる。
過剰だから減らすしかない。
先進国はどの国もそう。
とおっしゃっていて、数カ国に行ったことのある私は共感でしかなかったです。
アメリカやイギリス、フランスなども先進国で便利だけど、日本が1番便利だし清潔だし安全。
パリで昼間に1人で道端を歩いてたら、怪しい女性にショルダーバッグ引っ張られて、抵抗するものの知らぬ間にチャック開けられてたもの。
お財布は持たずに隠すなどして、セキュリティ対策をしてたから何も盗まれなかったけど、こういうことが日常。それでもフランスは先進国。
四角さんは、
祖父母の時代だったらこの本は売れない。
戦後の時代はとにかく足し算してた。
今のガザ地区もそう。
とおっしゃっていて、物に溢れていて豊かな国、かつ戦時中ではないからこそ、日本は情報も物も過多なのだと思いました。(治安も世界レベルでは良い方)
赤ちゃんの写真が表紙の理由
↑赤ちゃん、目を引きますよね~!!!
四角さんは本をいくつも執筆されていますが「これは売れる、うまくいく、と確信を持ったことは一度もない。」とおっしゃっていました。
ちなみに赤ちゃん本以外で赤ちゃんの写真使ったのは四角さんが初だそうです。
なぜ赤ちゃんの写真を使ったかというと、
・人間何も持たずに生まれて、持たずに死んでわいく
・外に幸せを求めるほど自分が自分じゃなくなり幸福度が下がる
・人は生まれた時は社会性ゼロ
・周りの大人からいろんなことを言われて余計なものを背負わされて過剰な情報と物とサービスにがんじがらめになる
↓
要するに、
みんな裸で生まれて、何も持たずに終わる
裸になれというわけではなく、子供の頃の純粋な自分を取り戻して欲しいという想いが込められているそうです。
お金と幸福の話
四角さんの取捨選択能力は登山で培われたそうで、「念のため、あったらいいかも、は山に持って行けなかったから、その経験があるからこそ必要最低限を選択できた」とおっしゃっていました。
以下、お金と幸せの関係性について箇条書きでまとめます。
・人は儲かると生活レベルを上げてしまう。
→でも、そうすると落とさないために働かなきゃいけなくなる。
なので、ミニマルライフコスト以上の収入は余剰という考えを持つ。
・狩猟採集時代から人間は変わっていないのに、世の中が変わりすぎて人間は追いついていない
→ある程度収入を得たら人の幸せは変わらない。(研究がある)
なのにどんどん苦労して命削って収入を上げて、そのギャップがあればあるほど不幸になる。
だから、身の丈を知ることが大切。
・「やりたいこと」がない人へ
→まず選択肢を減らせば見える。
自分自身が何者か分かってないからやりたいことがわからない。
50のことを実践することで自分彫刻ができる。(そうすると自分の描いていた夢を思い出すことができる)
この「お金と幸せの関係」についての話を聞いてすごく興味があるしワクワクしたので、私は幸福学も関心があるんだなあと感じました。
質問タイムの記録
参加者からの質問にお答えくださる時間もありました!
以下にQ&A形式でまとめます。
Q:表現者として、発信内容についてどう考えている?
Q:情報が多い大都会の渋谷の街、四角さんはどう感じている?
これは、私が質問させていただきました。
(大人数の場で発言するの苦じゃない人)
四角さんの感性の部分が気になって質問しました。
ニュージーランドの湖畔に住んで「自分彫刻」を極めている四角さんが、真逆でもあろう大都会を見て何を感じるのか気になりました!
景色って目に入ってしまうものだから遮断することはできないけど、取り入れなくて済むなら避ける(行かない)ようにして、どうしても行かなくてはならない時は「アート」として楽しむ、という考え方がすごく参考になりました。
質問に答えていただいた時に、「すごく熱心に聞いていてくれたよね」と言っていただけて、最高に嬉しかった。全集中で聞いていたから、それが四角さんに届いてたと思って嬉しかった!
Q:日常のノイズを捨てるためには?
↑この2冊は教科書的な内容です。
物や情報、ライフスタイルなど、日常生活のさまざまなものを削ぎ落として、引き算をすることで「自分彫刻」を完成させるとはどういうことなのか、ノウハウが詰まった本です。
以下、四角さんの回答
Q:ファイナンシャルウェルビーイングの観点で、子供の教育費についての考え方
交流会でのできごと
お写真を撮っていただき、本にサインをしていただきました!
四角さんに、「どこかでお会いしたことあります?」と言われて、これもまた嬉しかった!!!
セカイキでお会いしてます!と言ったら喜んでくださり、ご縁だなぁとほっこりしました。
セカイキ後に私の生き方が自分らしく進み始めていることをお伝えしました。
そしてセカイキで四角さんが尾崎ななみさんという伊勢志摩アンバサダーの方のお話をされていて、これまで商品価値がないとされていた、まん丸じゃない真珠を「金魚真珠」という商品として販売していることに私も感動して購入しようとしていることをお伝えしたところ、それもまた喜んでいらっしゃいました。
ちなみに、四角さんとお話しするための待ち時間で、近くの女性お2人と少しお話したのですが、私の肌がきれいだと褒めてくださって嬉しかったです。(相手の良いところを伝えられる、それってとても強みだよなぁ)
ケアは何をされているんですか?と聞かれ、お伝えしたところ、知らず知らずのうちに私も「引き算」の考え方でスキンケアしていたことが判明。
その女性お2人のお人柄が素敵で、気さくにお話しできるって素敵だなと思いました。
さらにさらに、四角さんのスタッフをされていて、ヨガのインストラクターをしているという金井千佳さんという方とお話しすることができ、これもまたご縁でした。
金井さんは四角さんが開催する兵庫県淡路島でのリトリートでインストラクターとしても参加されるそうで、明るくて社交的なお人柄でした。
私は日程が合わず参加できないのですが、もし予定がなかったら確実に淡路島まで飛んでた。予約してた。間違いない。
まとめ
長くなりました!!!
6000字超えです。
誰かに届けるというより、もはや自分の備忘録を共有している感覚に近いです。
四角さんのイベントに参加して、今すぐやりたいこと
・情報を得る媒体を絞る
・SNSの閲覧を自発的な状態で行う(なんとなくで見ない)
・返信をするタイミングを決める(朝・昼・夜の3回)
この3つは取り入れます!
四角さんの本にも書いてあることだから、頭の片隅にあったのにできていなかったなぁと。意識しないと人間はどんどん楽な方に行くのよね。
あ~~~参加して良かった!!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
今日は時間があるから、読書する!(何回目だろう)