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【行動】大失敗のピアノ発表会。今はまだ痛いけど、これが強さに変わるのかも?
おはようございます。規律しおりです。
あっという間に2月。今月もマイペースに更新を続けていきます。
憧れのピアノを習い始めて約1年
ずっと憧れだったピアノを、1年ほど前から始めています。
子どもの頃からずっと弾いてみたい気持ちはあった。
その気持ちを親に言い出せずに大人になり、
その憧れを自分の子供に託すという悪しき行動に出た私。
長男が3歳の頃からピアノ教室に通わせ、だましだまし何とか通っていたのも年長さんまで。
小学生に入ると興味の幅が一気に広がって彼の中でピアノの優先度が落ちてしまい、毎晩ピアノを自主的に練習しない彼と、練習してほしい私のバトルが行われる始末。
「そうだ、ずっとピアノをやりたかったのは私だった」と、バトル生活3か月目にして気づき、長男が辞めたピアノ教室の同じ枠で私が習い始めた、という経緯です。経緯が長い。
やってみると楽しくて、もっと上達したくなって、毎日短い時間でもコツコツ練習するのが習慣になりました。
人生初のピアノ発表会は大失敗
「発表会に出てみませんか?」と先生からの提案に対しても、
深く考えずに「マイルストーンができるときっとうまくなる」という謎の自信の元、軽い気持ちでエントリーしたのです。
いざ当日。
それまで一ミリも緊張を感じなかった私が変わったのは会場に着いてから。
なんと知っているママ友が沢山会場にいたのです。
これ、意外と落とし穴でしたがそれもそのはず。
地元密着型のピアノ教室でご近所の子どもたちが沢山通っているのです。
長男と学童が同じお子さんもいらっしゃってそのママたちから
「ママが弾くんですね!素敵ですー!一番前で聞きますー!」
と無邪気に言われて。。。
可愛く演奏しているのを見守るお母さんたちの中に、
自分が演奏者として混じるって、なかなかシュールでしたよ。
そして、演奏開始。地元のホールでの開催でしたがかなり立派なピアノで練習の時と全然違う…..
うん、緊張のピーク。指が震えてる。鍵盤が遠い。音がすべる。
途中で止まりそうになって、頭が真っ白。なんとか最後まで弾き切り、
終わった後は拍手が聞こえたけれど、正直その音すら遠く感じたくらいショック。
その後も大人の演奏がいくつか続いていましたが、会場では「今すぐ消えてなくなりたい」「時間を巻き戻せないかな」とそればかり考えていました。
夫は「大人になっても、下手でも、チャレンジする勇気をもらった」と、
何のフォローにもなっていない言葉をかけてくれました。
大失敗から少し経った気持ちの変化
それから1週間。心に大きな擦り傷を負った感覚で、まだヒリヒリします。
脳みそが忘れたがっているのか、
演奏中の記憶はあまりなく来年の発表会にエントリーする自信は正直ない….
でも「長い人生の中で笑えるネタの一つ!」と思えるくらいの余裕が出てきました。
そして目の前で私の失敗を見ていた夫や家族にも、身を挺してチャレンジすることの大事さを示せたという誇る気持ちも。
擦り傷があるところにかさぶたができて
新しい皮膚に生まれ変わるには少し時間がかかりそうですが、
治癒するころには患部に毛が数本生えきて、ちょっとやそっとじゃ揺らがない図太い心臓にバージョンアップしているのではないかという気すらしています。
こうやって大人は強くなっていくのかー。
思い切り失敗したけど、これもきっと、私がもっと自由にピアノを弾けるようになるためのプロセスなんだと思う。(思いたい….)
などと、まだ思考がぐるぐるしています。
発表会が終わって先生とは次に弾く曲の相談を始めています。
去年日産スタジアムで開催された藤井風さんのLIVEで長男と一緒に聞いたSummer Grace。これがどうしても弾きたくて。
性懲りもなく難易度の高い曲を選ぶ自分に笑えてくるのですが(笑)、
またコツコツ頑張りたいと思います。