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村上春樹の売り上げ&発行部数ランキングが気になる

世界中で読まれ、現代日本文学を代表する作家といえば村上春樹だ。

村上春樹は日本の現代作家の中で世界で最も翻訳されている作家だと言っても過言ではない。アメリカやロシア、中国、韓国、イスラエル、イギリス、フランス、イタリア、デンマークなど、50以上の言語に翻訳されているのだ。

村上春樹作品には、洒脱な表現や比喩、巧みなストーリーテリングなど魅力が詰まっている。

最近ではノーベル文学賞の候補だとかなんだかで騒がれたりと話題が絶えない村上春樹だが、村上春樹の作品の中で一番売れた本が気にならないだろうか?


この記事では、過去に公開されている発行部数を参考にして売上・発行部数ランキングを作成してみた!参考になれば幸いだ。


第5位 ねじまき鳥クロニクル(約227万部)

「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。

村上春樹売上ランキング第5位は『ねじまき鳥クロニクル』だ。村上春樹の代表作とも言われ、読売文学賞を受賞している。海外でも人気が高く、『ねじまき鳥クロニクル』は村上春樹の最高傑作との呼び声が高い

妻の失踪という身近な話から、歴史や暴力などの壮大なテーマに繋がっていくのは圧巻だ。ストーリーテリングもさることながら、文章も素晴らしく、描写に迫力がある。


第4位 ダンス・ダンス・ダンス(約227万部)

『羊をめぐる冒険』から4年、激しく雪の降りしきる札幌の町から「僕」の新しい冒険が始まる。羊男、美少女、そしていくつかの殺人――。渋谷の雑踏からホノルルのダウンタウンまで、「僕」は奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら、暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。70年代の魂の遍歴を辿った著者が80年代を舞台に、新たな価値を求めて闇と光の交錯を鮮やかに描きあげた話題作。

ダンス・ダンス・ダンス』は、『羊をめぐる冒険』の続編の青春小説だ。喪失感に満ちた『羊をめぐる冒険』と比べると、かなり救いのある小説になっている。人気キャラクター羊男も再登場する。村上春樹の小説の中で一番雰囲気がオシャレな作品だ。


第3位 羊をめぐる冒険(約247万部)

「羊のことよ」と彼女は言った。「たくさんの羊と一頭の羊」「羊?」「そして冒険が始まるの」 故郷の街から姿を消した〈鼠〉から〈僕〉宛に、ある日突然手紙が届く。同封されていた一枚の写真が、冒険の始まりだった。『1973年のピンボール』から5年後、20代の最後に〈僕〉と〈鼠〉がたどり着いた場所は――。野間文芸新人賞受賞の「初期三部作」第三作。

第3位の『羊をめぐる冒険』は、『風の歌を聴け』・『1973年のピンボール』に続く青春三部作の第3作目だ。村上春樹の小説ではお馴染みのキャラクター・羊男が初めて登場する小説でもある。村上春樹はこの小説で野間新人文芸賞を受賞している。

主人公は、『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』に登場した「僕」だ。故郷の街から突然姿を消した〈鼠〉から〈僕〉宛に、ある日突然手紙が届く。同封されていた一枚の写真には羊が乗っていた。

ミステリアスなストーリーが魅力的でとても面白く、羊の謎に引き込まれてぐいぐい読めるのでおススメだ。


第2位 1Q84(約860万部)

1Q84年──私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。……ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれて、主人公・青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。

ランキング第2位は『1Q84』だ。単行本・文庫の累計部数は約860万部という驚異的な数字。ミステリアスな登場人物とストーリーが話題になり、多数の人が買い求めるなど社会現象になった。謎の宗教団体、「空気さなぎ」という不思議な小説、リトルピープル、ミステリアスな少女ふかえり、と謎めいた要素がてんこ盛りで、ページをめくる手が止まらなくなる。


第1位 ノルウェイの森(約1000万部)

十八年という歳月が流れ去ってしまった今でも、僕はあの草原の風景をはっきりと思い出すことができる――。1969年、大学生の僕、死んだ友人の彼女だった直子、そして同じ学部の緑、それぞれの欠落と悲しみ――37歳になった僕は、機内に流れるビートルズのメロディーに18年前のあの日々を思い出し、激しく心をかき乱されていた。

ランキング堂々の第1位は、『ノルウェイの森』だ。村上春樹の代表作で、村上春樹と言えばこの本を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。2009年の段階で、約1000万部突破という驚異的な数字を誇る。上巻は、片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』に抜かれるまで、日本での小説単行本の発行部数歴代1位だった。

高校時代、親友のキズキを自殺で失ったワタナベは、知り合いのいない東京で大学生活を送っていた。ある日、キズキの元恋人・直子と再会し、やがて2人はつき合うようになる。だが、彼女は心を病んでしまい、ワタナベの元を去る。ワタナベは直子と緑という二人の女の子の間で揺れ動く。直子は死んだ友人のガールフレンドだった。


以上、村加春樹売上ランキングでした。


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