日焼け後のアフターケア!素早さが大事な理由を症状別に紹介!
「日焼け止めクリーム塗り忘れちゃった」
「日焼け対策したつもりだったけど、肌がヒリヒリする」
なんて経験はありませんか?日焼け後の肌は思った以上にダメージを受けています。放置するとシミや乾燥の原因にもなりかねません。今回はそんな日焼け後の肌を優しくケアする方法をご紹介します。
①赤い日焼けのアフターケア
日焼け後の肌が赤いのは紫外線のダメージで炎症を起こしている状態ですので、迅速かつ丁寧なアフターケアを心がけましょう。ここでは赤い日焼けの対処法を3ステップでご紹介します。
ステップ1:まずはすぐに冷却!
なるべく早く、冷たいシャワーを浴びたり、濡れたタオルを赤い肌に当てたりして、10分ほど日焼け箇所を冷やしましょう。このとき肌をこすらないように注意してください。
ステップ2:肌の水分補給
日焼けにより肌は乾燥しがちになるため、保湿が欠かせません。アロエベラやアルロン酸・セラミド・グリセリン配合の化粧水を選ぶと、炎症を鎮めつつ保湿効果も高まります。さらに、肌に合う化粧水を冷蔵庫で冷やして使えば、日焼けで赤くなってしまった肌の炎症をより抑えてくれます。
ステップ3:内側からのケア
十分な水分を摂取し、体内の水分バランスを整えます。抗酸化作用のあるカロテノイドを多く含んだ食べ物を取り入れることで、肌の回復をサポートできると言われています。 たとえば果物であれば、マンゴー・パパイヤ・オレンジなど。野菜なら、にんじん・ほうれん草・カボチャ・赤ピーマンなどがおすすめです。 また、リコピンが豊富なトマトも多く食べるとよいでしょう。
②痛い日焼けの対処法
痛みを感じるほどに日焼けした肌は、紫外線によりじっくりと肌が焼かれて、軽い火傷を引き起こしています。「放っておけばよくなるだろう」とそのままにするのではなく、以下の対処法を取り入れて、早めのケアをしましょう。
ステップ1:ほてった肌を冷やす
赤い日焼けと同様に、まずは日焼けした肌を冷やすことからはじめましょう。しっかりとほてりが治るまで冷却することがポイントです。冷水を浴びる、冷たいタオルや保冷剤で冷やすなどの方法がありますが、どれも肌に刺激を与えすぎないように心がけてください。
ステップ2:たっぷり保湿
痛い日焼け後の肌は、皮膚の水分が蒸発して乾燥している状態です。時間が経ってほてりが引いたら、優しく保湿しましょう。日焼け状態の肌は普段よりも敏感なので、「低刺激性のスキンケア用品」を選んでください。
保湿するときは、肌を叩いたり擦ったりせず優しく馴染ませるようにし、十分な量のクリームや化粧水を使って保湿することが重要です。
ステップ3:睡眠時間の確保
日焼けした体は、体力が下がり弱まっている状態にあるので、意識的に睡眠時間を長くするようにしましょう。これにより、日焼けの症状を素早く回復させたり、重症化を防ぐことに繋がります。
③皮むけ日焼けの対処法
日焼けの原因である紫外線は、皮膚のターンオーバーの乱れを引き起こします。これにより、ターンオーバーのサイクルが通常より早まり、皮むけの原因に繋がるのです。
皮がむけると周りの目も気になり、早く治したい!と焦ってしまいますが、冷静に肌に負担をかけず、次のステップを実行してキレイな肌を取り戻しましょう。
ステップ1:むきたい気持ちを我慢!
中途半端にむけた皮、気になってむきたくなってもグッと抑えましょう。皮の下には未熟な皮膚があるため、無理にはがすと新しい皮膚も一緒にはがれて、表皮を傷つける可能性があります。そうなると色素沈着が起こりやすくなり、シミができやすくなる原因にもなります。自然にはがれ落ちるのを待つことが、美しい肌を保つ方法です。
ステップ2:ワセリンやオイルで保護
皮むけ日焼けと、ヒリヒリした痛みやかゆみを伴う場合は、保湿にプラスして、ワセリンやボディオイルなどの「油分」でしっかりと保護してあげましょう。イメージとしては、保湿剤で肌に潤いを与え、その上を油分でラップをするような状態です。肌に薄い膜をはった油分が水分の蒸発を防いで、さらに外部からの刺激を和らげてくれます。
④日焼けでぶつぶつしている場合の治し方
紫外線は肌のバリア機能を弱め、乾燥させ、細胞を傷つけます。これが原因で炎症が起こり、ぶつぶつができることがあります。これからご紹介するステップに沿って、柔軟に対応しましょう。
ステップ1:自己ケアで対処
日焼けによるぶつぶつが紫外線が原因だと分かっている場合は、自宅での適切なケアや市販薬で対応できます。まずはしっかりと患部を冷やし、症状を抑えましょう。
しかし、自己ケアで対応できるのは症状が軽い場合に限られます。症状が良くならないときは、皮膚科を受診しましょう。
ステップ2:皮膚科を受診
紫外線によるぶつぶつの症状には、日焼けの他に、「日光過敏症」という皮膚疾患が原因の可能性が考えられます。日光過敏症とは、通常の紫外線量でも浴びた部分にぶつぶつや赤みなどの肌トラブルが現れる病気です。一般的な日焼けの症状と似ており、間違えやすいため注意が必要です。
日光過敏症の場合には、自己ケアでなく皮膚科を受診し、適切な処置をしてもらいましょう。普段使用しているスキンケアアイテムや飲み薬などに含まれる成分が、日光にあたり物質が変化して症状が起きることがあるため、それらの情報も医師に伝えましょう。
さいごに
日焼け後の肌ケアはちょっと手間ですが、肌の健康と美しさを守るためにとても重要です。
ついつい「ちょっとだけ」と思って紫外線を浴びてしまうことがありますが、日焼けのダメージは想像以上に大きいものです。これからの日焼けがさらに肌にダメージを与えないよう、外出するときには日焼け止めをしっかり塗り、帽子や日傘を使って紫外線を避けることを心がけましょう。
もしも日焼け後の症状が改善しない、あるいは皮膚に異常を感じる場合は、自己ケアだけでなく皮膚科を受診することをおすすめします。専門医のアドバイスを受けることで、より適切なケアを行い、早期の回復が図れます。
日焼け後の適切なアフターケアは、肌の健康を維持し、トラブルを防ぐための大切なステップです。
参考資料
アルージュ「日焼けした肌のアフターケアは クールダウン&保湿が基本! |敏感肌研究室|Arouge(アルージェ)」
持田ヘルスケア株式会社(持田製薬グループ)「日焼けをしたあとはアフターケアが大事!早めにやっておくべきケア方法とは」
肌育研究所「日焼けで肌が赤くなってしまった…やるべき対処法は?」2023年6月16日発行
肌育研究所「日焼け後のヒリヒリした痛みがつらい!適切な対処法と予防法」2023年3月31日発行
外科・消化器外科ひろつなおかクリニック「日焼けは立派なヤケドです!日焼けの後の適切な対処法とは? | 久留米の内科・外科・そけいヘルニア|ひろつおなかクリニック」2023年4月1日発行
KOWA Happiness Direct「日焼け後の皮むけは無理にはがさないで!早くキレイな肌に戻したいときは、冷却&保湿の徹底がカギ」2024年7月5日発行
肌育研究所「日焼けで皮がむけてしまった!皮膚トラブルを避ける対処法|肌育研究所」2023年6月16日発行
肌育研究所「日焼けして肌にぶつぶつができたときの対処法を紹介!原因や予防法も解説」2023年4月18日発行
健達ネット「日焼けでできる肌のぶつぶつとは?症状・原因から対処法まで解説」2023年8月21日更新
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