こよみ薬膳 #霜降 10/23〜11/6頃
地に霜が降りる頃。地上で結ばれる雪、霜は冬の季語。次期は早くも立冬を迎えます。
霜が降りる条件は夜間に快晴で風は弱く、気温4℃以下、地表温度が0℃以下になった時が目安なのだそうです。大気よりも地面の方が冷えているから霜は地面に近い草花や窓の下に降るのですね。
手足やからだが冷える、寒がりと言われる方の足元を見るととっても無防備にさらされていることが多いです。頭寒足熱ともいいますが、その足首にからだを守るために温めてほしい場所があります。
足首の内くるぶしから指4本分上のあたりに「三陰交」というツボ、経穴があります。肝、腎、脾の3つの経絡が交わるところなのですが、簡単に肝は栄養や潤いになる血を蓄え配分したり血やエネルギーのめぐりを司るところ、腎は生命の根本、発育や生殖、老化に関わり全身を温める元締め、脾は食べ物から栄養をつくって送り出したり水分代謝にも関わるところです。
いずれも冷えるとうまく働かず、おまけに任脈という子宮からはじまる経脈とのつながりも深いので女性にとっては特に大事と言われ、ここを冷やすと月経不調や不妊、更年期の不調にもつながります。肝や脾の不調はメンタルにも影響します。
足首を温めるのに一度試してもらいたいのは遠赤外の足首ウォーマー。個人的な体験談ですが冬は床から冷え込む勤め先で、おととしはタイツ+レッグウォーマー&重ね着にブランケットが手離せなかったのですが、昨年はこの遠赤外の足首ウォーマーを下に重ねてみたところ、重ね着を一枚減らしても上半身まで温かく快適に過ごせました。
仕事柄そうはいかないという方も帰宅してから&就寝中はぜひ。寝ている間足元や肩まわりが温かいと熟睡しやすくなりますよ。(就寝中のアイテムについてはまた個別に)
今日のお菓子、菓銘は「公孫樹」。いちょうのことで、成長が早く寿命も長いが祖父母の代に植えた樹が実をつけるのは孫の代になってからということに由来するのだそう。健康や長寿も一日にしてならずです。あたりまえのことを一つ一つ大切に。
#こよみ薬膳 #季節編
#二十四節気 #霜降 10/23〜11/6頃
#和菓子 #公孫樹 #夙川 #榮久堂吉宗
#煎茶 #鹿児島 #知覧茶