親からもらった最高の贈り物!「旅」に学ぶ人生の楽しみ方
ぼくが旅好きの原点はどこにあるんだろう?
そう考えた時、3歳まで記憶をさかのぼり、
頭に浮かんだのがこの言葉でした。
「可愛い子には旅させよ」
まさしくぼくは、
この言葉の通りに育てられました。
ありがたいことに小さな頃から、
親や家と離れて旅をするという経験を
たくさんさせてもらいました。
①3歳でじーちゃん・ばーちゃんとスキー旅
ぼくは幼稚園の頃から、
親と離れてじーちゃん・ばーちゃんの家に
一人でお泊まりを楽しみ、冬休みには3人で
スキー旅行にも行っていました。
(いま思えば、3歳にしては親と離れてお泊まりするのが早かった気が)
寂しいとか、無理に行かされるのではなく、
「ワクワク」しながら楽しんでいたそうです。
②毎年家族で夏キャンプ&・家族旅行
ぼくの親は毎年、
家族旅行へ連れて行ってくれました。
夏や秋にはキャンプへ行き、
冬には親戚とスキー旅行が定番でした。
関東近隣から、遠くは北海道まで。
おかげさまで、ぜいたくなことに、
県外へ行くことがとても身近な生活でした。
初めての地方へ行き、見たことのない景色を見て、
その土地でしか食べられないごちそうをいただく。
幼稚園の頃から、
なんてステキな旅の経験をさせてもらっていたんだろう
と改めて感じました。
③兄弟だけで飛行機に乗って横浜から福岡へ
父方のじーちゃんとばーちゃんは福岡に住んでいました。
横浜に住んでいるぼくにとって、
普段は手紙や電話でのやりとりを少し遠い存在。
そんな中で、夏休みには弟と一緒に、「ジュニアパイロット」を利用して福岡へ飛んでいました。
子どもだけで飛行機へ乗ることに怖さはなく、
むしろ心からワクワクしていたのを今でも覚えています。
この経験があったおかげで、
飛行機に乗るのが好きになりました。
また、到着した先でじーちゃんとばーちゃんが待ってくれていて…
すっごくうれしかった感覚も鮮明に残っています。
誰かに会いに行く旅って、なぜあんなにもワクワクするんでしょうね?
親に旅をさせてもらった子の気持ち
幼い頃から親元を離れて、
新しい土地へ足を運び、
家族以外の人と時間を共にする。
今思えば、本当に贅沢な経験をさせてもらい、
感謝しかありません。
毎年のように新たな旅をしていたことで、「次はあそこに行きたい」と興味がわいたり、小さな自信が少しずつ積み重なったと思います。
大人になった今だから、再度訪れてみたい場所もたくさんあります。
ホテルより旅館
レストランより市場
テーマパークやショッピングモールより自然遊び、ローカルスポット
「ローカルを知り、楽しむ」「旅先に落ちるお金を使う」
それが我が家の旅のスタイルで、
ぼくの旅は大きくその影響を受けていると思います。
ちなみに、可愛い子には旅させよの真意は、
「厳しい経験を積むほど成長する」
「可愛い子ほど、あえて辛い思いをさせよ」
という意味だったそうです。
ぼくが経験してきたのは辛い旅ではないけれど、
当時のぼくにとっては何らかの試練だったのかもしれません。
家族以外の人と話をし、新たな土地で発見や感動の連続を体験する。
そんな経験を子供の頃にできて、確実に今の自分の土台になっていると思います。
旅の機会をくれた両親に、
あらためてありがとう。
親から子へ伝えたい、旅と生きるすばらしさ