夏のユーウツから救ってくれたのは、ハンナ・モンタナだった
また今年も勝てなかった。
何に勝てなかったかというと、夏の威力に、だ。
自分の心とは長い付き合いだから、どんな時に調子が良くて、どんな時に悪くなるのかも全部分かっている。分かっているのに、どうしてもコントロールができない。
毎年、夏には必ずメンタルを壊す。
だいたい7月の半ばからテンションが下がり始めて、8月はずっと不調のまま。夏の終わりが近付いて日が短くなっていくと、秋に向けてだんだん調子を取り戻していくというのが恒例のパターンだ。(只今絶賛浮上中)
今年こそ"ヤツ"の思い通りにはさせたくなかったので、そのためには自分の気持ちをどう持っていけばいいか、どうしたら苦手な暑さを快適に乗り越えられるのかを必死に考えた。
「毎日風鈴の音を聞きながら瞑想する」とか「毎週違う種類のアイスを食べる」とか。とにかく、ほんの少しでも憂鬱な気持ちがほぐれるようなことをして生き延びたかった。でも、結局ダメだった。
鬱々とした気分でベッドにうずくまる毎日。
そんな中、癒しを求めて入会したディズニーデラックスでとあるドラマに出会った。『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』だ。
『ハンナ・モンタナ』は、2006年から2011年にかけてディズニーチャンネルで放送されていた。
放送当時の私はディズニーチャンネルを見られる環境になかったため、リアルタイムで見てはいなかったのだが、小学校で友達がドハマりしていたのを覚えている。
『ハンナ・モンタナ』という字面だけで「懐かしい~!」と第1話を再生しはじめ、気が付いたら2週間弱で全101話と映画版を見終えていた。
(海外ドラマboardの方でレビューを書きました。読んでいただけると嬉しいです↓)
・ありがちな設定だけど、唯一無二のストーリー
・魅力的な登場人物と、その関係性
・音楽の良さと圧倒的な歌唱力
・「今」を大切にするマイリーに元気をもらえる!
ハンナとして今しかできないこと。マイリーとして今しかできないこと。
どちらを優先させるべきかを考え行動していく姿に、元気と勇気をもらえた。
もしもリアルタイムで見ていたら、たぶん同年代(よりちょっとお姉さん)としての"憧れ"だけで終わっただろうと思うのだが、こうしてドラマの中のマイリーよりも年上になってから見てみると、なんだか一人の女の子の人生を見届けているような感慨深さもあった。
ちなみに、私の好きな曲ベスト5はこちら。
『Nobody's Perfect』
『Rock Star』
『Supergirl』
『Old Blue Jeans』
『Que Sera』
全101話と多めだが、基本的には一話完結だから飽きずにサクサク見られたのも良かった。
まもなく夏も終わりに近付き、夜が長くなる季節。
子供から大人まで楽しめるこのドラマを、ぜひともオススメしたい。