siomemo1248 「世界哲学のすすめ」
西洋古代哲学が専門の納富信留さんの『世界哲学のすすめ』(2024)を拝読。「哲学」に「世界」をつけて論じる新しい試み。それがとても心地よく。
世界哲学とは、西洋中心の「哲学」を根本から組み替え、より普遍的で多元的な哲学の営みを創出する運動である。それは、私たちの生活世界を対象とし、多様な文化や伝統や言語の基盤に立ちつつ、自然環境や生命や宇宙から人類を反省する哲学であり、世界に生きる私たちすべてに共有されるべき普遍性をもった、本来の哲学を再生させる試みでもある。(本書袖)
この本に親和性をなぜ感じるのか。それは上の文を借りて表現すると、
「半農半X」とは、大規模中心の「農業」を根本から組み替え、より普遍的で多元的な人間の営みを創出する運動である。
からなのですね。これはみなさんの活動にも使えるのでは。