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塩見直紀の試行100(067)「天職観光【都道府県編】」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。

2000年、閉校となった母校(綾部市立豊里西小学校、1999年閉校)を拠点に、「地域資源発掘、都市農村交流、移住促進、地域活性化、情報発信」をめざすNPO法人「里山ねっと・あやべ」の創設スタッフとなり、考えた3点は

1.観光とは何か? 旅とは何か? 交流とは何か?
2.人はなぜ旅をするのか?
 今後 人はどんな旅をするのか、すべきか?
3.綾部とは何か?綾部はどうあるべきか?

でした。2001年ころ、京都嵯峨芸術大学芸術学部教授・坂上英彦さんの「人はなぜ旅をするのでしょうか。旅は個人の欲求から始まります。つまり答えは、自分の中にあるのです」という言葉に出会います。なるほど、答えは各自の中にある!いろいろ「○○ツーリズム」を模索するなか、2006年、北海道への家族旅行の際、生まれたのが「天職観光(天職のヒントを探す旅)」という考え方でした。(初出は『半農半Xという生き方実践編』ソニー・マガジンズ、2006)

あたためてきた天職観光というコンセプト。福知山公立大学(地域経営学部地域経営学科)の学生がメディア化を試みてくれました。2018年度、福知山公立大学の塩見ゼミ所属の学生(3年生)が出身県をテーマにした「天職観光AtoZ【出身県編(奈良県、鳥取県、島根県、岡山県、そして大阪堺出身の学生は古墳編)】を編んでくれました。AtoZ26個のキーワードで故郷の県のなかにある「まちづくりの先例やヒント」などを紹介しています(※ご希望の方はPDFをお送りできます)。都道府県編は試みたので、市町村編も編んでみました。まずは故郷の京都府綾部市編「天職観光AtoZ【綾部編】」(2019)です。ぜひみなさんのまちでもチャレンジください。なんでもかんでもの旅から、新しい時代の旅をつくっていけたらと願います。


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