for serendipity984「きわめて豊饒、きわめて単純」
詩人・永瀬清子さんの『短章集 蝶のめいてい/流れる髪』(2007)の「きわめて豊饒、きわめて単純」より(66p)。
きわめて豊饒、きわめて単純
全焼した家の焼跡からタゴールの詩集を拾ってきた。それにはイエーツが序文を書いていて、タゴールをほめて曰く
「きわめて豊饒きわめて単純」
これはいい、私だからいい。
無茶苦茶に悲しく考える私だから。このおくりものこの時ゆえに二人の詩人におん礼申す。(66p)
「きわめて豊饒きわめて単純」なnoteや本を僕(塩見直紀)もめざしていけたら。