siomemo1229「昭和問答」
田中優子さんと松岡正剛さんの対談シリーズ3冊目である『昭和問答』(2024)を追悼拝読。2025年も追悼拝読は続け、僕なりに松岡さんから「編集」、学んでまいります。昨秋、追悼の2冊目として拝読した『日本文化の核心-「ジャパン・スタイル」を読み解く』(2020)。本のなかで明治期に活躍した真宗大谷派の僧侶、哲学者・宗教家、清沢満之(きよざわまんし、1863-1903)の存在を知り、気になる人と。わが心の内村鑑三との対比した『いかにして〈信〉を得るか』(1990)という本の存在を知り、手に取ることに。松岡さんが何度も触れられている紀貫之に関する本も思いがけず、今年は読んでみたいと思っています。田中優子さんのあとがきによると、『昭和問答』の対談骨子案ができたのが2021年で、対談の完成まで3年を費やしたとありました。