塩見直紀の試行100(043)「自分らしく生きるを支える作業療法士AtoZ」
半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。
綾部市立病院勤務の作業療法士・古川絵美さんに、CDジャケットサイズのミニブック「古川絵美AtoZ」の制作を打診したら、「編んでみたいものがあります」と提案くださったのが、「自分らしく生きるを支える作業療法士AtoZ」(2019)でした。
2018年、綾部の「コミュニティナース」の方々と、「コミュニティナースとは何か?」について言語化を試みた「綾部コミナスAtoZ」(2018)。福知山の美術家・イシワタマリさんに制作いただいた「イシワタマリを介護するときに読んでほしいAtoZ」(2019年3月)。この2冊と、今回の古川さんの「自分らしく生きるを支える作業療法士AtoZ」を並べたとき、ふと、「ケア三部作」ということばが浮かんできました。AtoZという古典的編集手法を使って、26のキーワードで解像度をあげ、可能性を模索する試み。ケアとキュレーション。思いがけない分野に入ることができました。
古川さんの「自分らしく生きるを支える作業療法士AtoZ」ですが、各地の仲間から共感の輪が拡がり、数度、追刷りされています。