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塩見直紀の試行100(056)「綾部里山交流大学」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。

天の計らいか、「綾部里山交流大学」を企画することになったのは2006年のことでした。尊敬する農哲学者の宇根豊さんやアートディレクターの北川フラムさん等をお招きしての2泊3日の綾部里山交流大学(以下SEU)を開催したのは、2007年8月です。上の写真ですが、パンデミックの今から見れば、密な空間かもしれません。

SEUのネーミングですが、「里山・交流・大学」というのは四方八洲男前市長や資金提供くださったケーヨーD2の創業者・永井幸喜さん(綾部出身)等によって決まっていて、長くなりますが、「綾部」の文字をつけて、8文字としました。

SEUには、6つの学科「交流デザイン学科」「ローカル社会起業学科」「ローカル情報発信学科」「里山生活デザイン学科」「里山学科」「人生探求学科」をつくりました。綾部らしいのは「人生探求学科」でしょう。目玉は「交流デザイン学科」なのですが、当時、「交流デザイン」という言葉は検索してもヒットはありませんでした。

パンデミック以前も、これからもテーマは「(直接、間接に関わらず、多様な交流によって)、セレンディピティが生まれるような、新しい何かが生まれるような機会をつくる」といったことがテーマでしょう。

ある方から「先進事例100のうち、今回のパンデミックで90は古いものに」という言葉を教わりました。このSEUにはどんな可能性が残るのか、振り返ってみたいと思います。

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