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【長岡移住体験記】八戸 VS 長岡??”ぽっぽやき”とは何か?

東京から新潟県長岡市に移住して3年。
今回は言葉・方言に付随した食文化の話題。

長岡は訛ってる??

私は青森県三戸町出身で、方言といえば”南部弁”を話します。
南部弁の特徴は基本的にはイントネーションだけかなと思っていますが、よくよく考えると、他の地方の方からは分かりにくい言葉もあります。
寒い地方だからか、ワードが短いのが特徴かも。
わたし→わ
あなた→な/んが
さあ→か
食べて→け
とか。
ちょっと前のNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台は岩手県北部の久慈市でしたが、基本的にはああいう感じです。
(「じぇじぇじぇ」は言いませんが。。。)

一方、妻をはじめ、同居するお義母さんも新潟の人間なので、たま〜に方言らしき言葉を発することがありますが、基本的には新潟弁・長岡弁は標準語と同じ感じだと思っています。
当初、意味が分からなかった言葉は「そろっと」。そろそろという意味なのですが、いきなり言われると”???”でした。3年ほど経ってようやく慣れた感じです。

声に出したくなる魔法の言葉「ちゃんちゃん」

そのほか紹介したい言葉は「ちゃんちゃん」
いわゆる赤ちゃん言葉で、我が家ではもうすぐ1歳になる下の子に向けてよく使います。
「座ってね」という意味で、おやつをあげたり、ごはんをあげたりする際に、躾のこともあって「ちゃんちゃんして」と言います。
下の子も理解して座ってくれて食べ始めるのがなんとも可愛らしく、「ちゃんちゃん」を言いたいためにおやつをあげようとしています。。。
新潟独特の言い回しなのかは分からないですが、移住してお義母さんと同居するようになって聞いた言葉なので、新潟の言葉なのかな〜と思っています。

ぽっぽやきといえば

長岡と三戸(八戸)における同音異義語もあります。
それは「ぽっぽやき」
三戸・八戸の人間にとって、”ぽっぽやき”といえば、イカ一択。🦑
イカに醤油ダレなどを塗って焼いた”イカ焼き”のことを言います。(通称:いかぽっぽ

一方の長岡の方では、黒糖と小麦粉を混ぜて焼いた、細長い蒸しパンのようなおやつ”ぽっぽやき”と言います。もっちりしていて美味しいです。
最初に長岡で聞いた時は、この中にイカが入っているのかと思い、流石に驚きました。
”ぽっぽやきパン”なる、菓子パンもスーパーなどで売っていることもあり、ぽっぽやきは新潟県民にとって大切な食文化のひとつかなと思っています。
ちなみに長岡では休みの日に、道の駅”ながおか花火館”でキッチンカーで出店をしているのをよく見かけます。

「ぽっぽやき」の看板を見て、しょっぱいお口になるか甘いお口になるか、すれ違いが起こりそうな食文化と言葉に要注意です!

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