【長岡移住体験記】長岡で東京の仕事をする働き方

長男が誕生し、子育てのこともあり妻の地元である新潟県長岡市に東京から移住をしたのが2021年。今年2024年3月で3年が経ちました。今回は長岡”3年生”の私が感じた”長岡を拠点にした働き方”についてお話しします。

自身の働き方は変わらないまま地方へ移住

私自身、フリーランスのイベント制作業を生業として10年以上活動しています。肩書きはイベントデザイナー/シナリオライターということですが、主に企業の新製品発表会などの”PRイベント”における構成作家としてイベント制作に携わっています。PRイベントなので一般向けのイベントではなく、マスコミ関係者を対象にしたイベントがほとんどです。

長岡で新製品発表会なんてあるの?と思われると思いますが、ご想像通り、長岡市、新潟県まで広げても新製品発表会をやりましたというのは聞いたことがありません。
テレビ・新聞・雑誌といった報道関係の企業は首都圏に集中しており、首都圏の中でも主要メディアが来場しやすい山手線沿線内で実施することが大半です。(実際に私がイベント企画を提案する際もこの立地の考え方で提案することがほとんどです。)
なので移住してもなお、長岡を生活拠点に構えたまま東京のPRイベントの仕事をしています。

首都圏にも出やすい”ちょうど良い”ロケーション

東京に赴くのは今のところ、だいたい1ヶ月に1〜2回。マスコミ向けのイベントは午前中とか昼過ぎに開催することが多く、早朝から準備することがほとんどなので、本番の日に合わせて前泊することが多いです。移動は長岡駅から新幹線を利用しています。新幹線の所要時間は90分前後。前泊の場合、朝、長男を幼稚園に送り届けた後、車で長岡駅に移動し、09:52長岡駅発 とき314号に乗ることが多く、東京駅には お昼前に到着(11:28着)。ランチを食べて、翌日に備えるといった感じです。もう少し早めの新幹線に乗れば午前中に打ち合わせなどの予定を入れることもできます。

長岡移住前は三鷹の奥地に住んでいましたが、都営バスと電車(中央線もしくは京王線)を乗り継ぎ、都内の中心地まで大体60〜90分ぐらいを要していました。ですので移動の所要時間としては30〜60分ぐらいしか変わらず、不便さを感じさせません。
ただ、どうしても新幹線の場合、費用がかさんでしまうところが悩みの種でもあります。JR東日本のえきねっとの”トクだ値”利用(事前予約)で10%〜30%の割引が負担を軽くしてくれます。(10%割引は大体取りやすいかも)

長岡のテレワーク事情

普段の仕事は自宅やカフェなど、PC1台でカチャカチャやってます。これは東京にいた頃から変わりません。最近は聞くことが少なくなりましたが、いわゆる”ノマドワーカー”です。オンラインMTGの時は大体自宅なのですが、外でやる場合もあります。

長岡市内のテレワーク施設は駅前に集中しています。よく利用するのは昨年オープンしたばかりの長岡の新しいランドマーク”ミライエ長岡”内にあるコワーキングスペース。

2時間で500円と他の施設に比べると割安の利用料。オープンスペースですが、空いていればビデオ会議用の個室や打ち合わせ部屋も無料で使用できます。(要予約) 長岡駅近くのため、駐車場が有料になりますが、周辺の駐車場に比べると良心的です。(上限700円)
ミライエの他にもコワーキングスペースがここ2〜3年でいくつかオープンしており、自宅以外でも快適に集中して仕事できる環境が整っていると思います。

長岡を拠点にした働き方

東京までのアクセスにしろ、長岡市内のテレワーク施設にしろ、長岡は環境面において不自由なく、むしろ地方都市の中では恵まれていると思っています。山と田んぼに囲まれている長岡市は自然も豊かで、美味しい食べ物も多いです。そんなのんびりとした環境の中で働くこと、育児することに幸せを感じています。たった3年住んだだけですが、長岡には語り尽くせない魅力がまだまだたくさんあります。今回は長岡を拠点に働くという観点からお話ししてみましたが、少しでも長岡に興味を持っていただけると嬉しいです。

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