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20代でやっておけば良かったこと〜歯〜

最後に歯科検診に行ったのはいつですか?
私は健康にいろいろと気を使っていますが『歯』に関しては、もう少し早くから気をつけていれば良かったなと思っています。
スマホを見ながら、漫然とハミガキしていてはダメですよ。


歯の病気とは

歯の病気は大きく分けて二つあります。
う蝕(虫歯)と歯周病です。

う蝕(虫歯)

口内の細菌が作り出す酸によって、歯に穴があいてしまう現象です。
その細菌は糖分が大好きです。
甘いものを食べた子どもにはちゃんとハミガキさせないとダメですね。

歯周病

歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)から入った細菌のせいで、歯ぐきに炎症が起こったり、歯の土台が溶けたり、歯がグラグラしたりする状態を合わせて歯周病というそうです。
う蝕の原因となる細菌とは別の種類の細菌です。

ケアをしないと?

歯の喪失

一番最初に思いつく問題は歯を失うことでしょうか。
20本あれば自分の歯でなんでも噛んで食べられるという、という検証結果から「8020運動」が古く(平成元年!)から提唱されてますね。
80歳の時点で歯を20本残したいのですが、後期高齢者の歯の平均本数は約16本です。
そして、3割の人が総入れ歯を使用しています。
本来の歯の数は親知らずを除いて28本です。
あなたは20本残せそうですか?

全身性の病気

まず、歯が抜けてしまうことで悪影響があります。
口腔衛生が悪くなると、食事がとれなくなり、栄養状態が悪くなります。
食事がとれなくなると筋力や運動量が減り、社会的なコミュニケーションもなくなってしまいます。
その結果、心身の老いがより進み、要介護状態に陥る確率が高くなるそうです。

次に、歯周病の細菌由来の全身の疾患があります。
細菌が歯ぐきの隙間(歯周ポケット)から血管に入り込み、様々な場所に運ばれることがわかっています。
糖尿病を発症させたり、動脈硬化を引き起こしたり、大腸がんの進行にも影響したり、アルツハイマーとの関係も調べられているそうです。

歯を守るには

う蝕や歯周病から身を守るにはどうしたら良いでしょうか?

歯磨き

最初はもちろん歯磨きです。
磨き方にもコツがあり、

  1. 力を入れすぎない

  2. 歯ブラシを大きく動かしすぎない

  3. 磨く順番を決める

  4. 一日三回は磨く

フッ素濃度が高い歯磨き粉(今はペーストか)を使うのも良いですね。
私はカムテクトを使用しています。

歯間ブラシ、デンタルフロス

歯ブラシだけでは、歯と歯の間を磨けません。
実は、歯磨きでは6割の汚れしか落とせていないようです。
初めてデンタルフロスを使ったときの衝撃は忘れません。汚れ(臭い)がめちゃめちゃ付いていました。
あんな汚れをつけたまま色々な人と楽しくしゃべっていたなんて。

歯医者さん

デンタルフロスを併用すると8割の汚れを落とせるそうです。
では、あとの2割はどうするのか。
プロにお願いしましょう。定期的に歯科検診に行きましょう。
歯医者に行くのは歯が痛くなってきたときではなく、痛くなる前です。
あなたのまわりに、歯の痛みを放っておいて大変なことになった人はいませんか?

ジェットウォッシャー

歯医者に行く時間がなかなかとれない、という人も多いと思います。
そんな人におすすめなのがジェットウォッシャーです。
その名の通り水をジェットで噴出し、歯をウォッシュする機具です。
これならなんと歯周ポケットの汚れまですっきり除去できるようです。
私もまだ使ったことはないので、本当かどうか怪しいところではありますが。
パナソニックのジェットウォッシャードルツは超音波水流の衝撃波で汚れをしっかり落とすと太鼓判です。欲しい。

ゆりかごから墓場まで

タイトルには20代と書きましたが、歯は産まれてから死ぬまで大切にしなければいけないものです。
それでも、親元から離れ、不規則な生活を始める頃が一番危険です。私がそうでした。

幸せとは金と健康だ、という人もいます。
健康の土台の一つが歯です。
つまり、歯を大切にすることが幸せにつながりますね。

毎日、適切なケアをして、定期的に歯科に行く。
若いうちから身に着けておくべき習慣だと思います。

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