ひねくれ。
そういや自分ってものすっごくひねくれているなあ、と、反省。高校生になってもそのひねくれは直る気がしないので、自分のひねくれをここで総括・反省したいと思う。
これは「ひねくれ」という視点から見た、ぼくの人生紀である。思い出すのがめんどくさいので、時系列順に振り返るということはしない。あしからず!
他人と同じことを全くしない
適職診断とかいう、くそったれのようなWeb診断を、最近の学生はよくやらされると思う。ぼくもやらされた。そういうところで、ぼくは大体あなたは芸術家気質であるといわれる。そういわれるとイライラする。
それだけ、社会的な職業には向いていないということである。「適職診断で芸術関係が向いてると診断された人」これは十中八九悪口である。差別用語である。「社会不適合者」の言い換えである。
閑話休題、なぜそう診断されるに至ったかを考察する。
昔からぼくは多数派と同じことをしたり、同じものを好きになったり、同じ考えをもったりするのが嫌いだ。
つまりぼくは天性の逆張り厨ということである。
平成後期に生まれ育ったガキは、きっとみんな、3DSであのゲームをプレイしていただろう。
妖怪ウォッチを。
ぼくは妖怪ウォッチのアニメや映画はちょっと見た事があるが、おおもとのゲームは一切プレイしたことがない。元祖と最初のやつの体験版を触ったぐらいである。
別にできなかったとかそういうわけではない。頼めば、誕生日プレゼントみたいな感じで買ってもらうことはできた。でも、やらなかったのである。
なぜなら、逆張り厨だから。
ぼくはその時にはもう一台パソコンを持っていて普段使いしていた。誰よりも早くローマ字タイピングを覚えて、プログラミングの基礎を覚えて、もう中一に上がる前にはブラインドタッチが独学でできるようになっていた。そのぐらいにはパソコンを乱用していた。
それゆえだろうか。
妖怪ウォッチをやっている層がただのガキに見えてきたのである!!
ぼくはもうパソコンを持っていて、昔のフリーゲームをプレイしてて、UTAUがいじれてAviutlも自由に使えるんだぜ、まだ妖怪ウォッチで満足してるお前らだせえなww
みたいな稚拙な事を考えていたんだろう。きっと。あいたたたたたたt
流行りに逆らう、という考えはその時にはもう持っていた。多分Tiktokが流行り始めた時点でもうすぐ「Tiktokはゴミ!」って騒いで回っていたから、もうおしまいだ。
なんというか、昔繋がっていたちょっとアレな人が言っていたことをそのまま引用したいと思う。
「流行りに乗れないんじゃなくて、乗らない。」
今見返すとほんとに痛いけど、当時のぼくのすべてはこの言葉に凝縮されている。あいたたたt
文学にハマる
ぼくのひねくれ全盛期は小5である。その時は、なんか文学かぶれのよくわからない小学生になっていた。
前も記事で言った通りぼくは人間失格をこの時に初めて読んだ。その時の衝撃は本当にすさまじかった。あんな暗くて後味の悪い小説なんて初めてだったからだ。
それゆえかぶれてしまった。
で、学校図書館で、児童文学とか、みんな大好きサバイバルシリーズとかを読んでる人を完全に見下していた。あ、空想科学読本はぼくも好きだから例外。
今じゃそんなことはないけど、何か本当に、周りを自分よりバカだと思う癖があった。いやお前がバカだよ。自分から孤立しにいってるんだもん。
それはもう、悪だよね。
それに至るきっかけが、あるにはあった。
アイデンティティが、崩壊していた。
元々ぼくはある程度勉強ができる方だった。でも、大の苦手である算数が本当に手につかなくなってからは、自分に自信が見出せなくなった。どうして算数がこんなに出来ないの!と、怒られたり、行ってる塾の先生にも言われたり、、
私は大いに苦しんだ。
まあそれの逃げ場所が、自分自信の正当化だった。
にんげんしっかくよんでるぼくすごい! しゃかいができるぼく、すごい!すごくすごい!!
稚拙。稚拙すぎる。どうしてこんなんになってしまったのか…
そういや中学二年生の時に本気で最近の音楽シーンを嫌いになったこともあった。
逆張りのしすぎである。ミ○スとか。K-POPアイドル全般とか。なんか、あの綺麗で、青春くさい感じ。今でもミ○スは嫌い。○里も嫌い。K-POPは好きでよく聴くけど。
なんだろうか、そのアーティストも嫌いだけど、そういうのを聴く人が嫌いなのがデカかったかもしれない。今でもそういうのはある。特に鬱ロック。。
だって本当にそのバンドやアーティストを「好き」!っていう人は周りに一人もいなかった。結局みんな、流行ってるから、という理由で、音楽を、人の作品を、ポイポイと、まるでファストフードみたいに消費しては、捨てていった。
それだけの曲に意味があるのだろうか?それなら、ずっと愛されるような曲を聴いていたい…とか、ガキなりにそういうことを考えていた。まあ、稚拙極まりない…。もっとちゃんと音楽聴いた方が楽しいのに。
まあ反省はしている。毎日。お風呂入る時に。
このせいで、失った友達、失った思い出、失った青春、そういうものが、数え切れないほどにある。
だからもっとちゃんと人の好きを認められるような大人になりたいし、変な逆張りとかももうやめたい。正直未だにそういう考えは残ってしまっている。
友達の中で何かが流行り始めても自分だけ他のものを好きなままでいるとか、そういう。まあ、自分の好きを大切にするのは大事。だがある程度、社会で生きていくには他人の好きに合わせることも大事なんだな…としみじみ思う。
こんな社会でよくみんな生きてられるよね。