【映画のつぶやき】『すずめの戸締まり』
※ちょいネタバレ
泣いた。
新海監督の映画はほとんど鑑賞したけども、
いちばん涙を流した作品だった。
まず、オープニング、鈴芽と草太の出会いのシーンから、鈴芽がミミズを見つけて駆け出し、草太と一緒に一つ目の後戸を閉じ、「すずめの戸締まり」タイトル表示までの流れでもう既に凄く引きこまれた。
オープニングって大事だな…と改めて感じた。
その後の本編への期待感が一気に高まる。
フィクションのアニメーションではあるけれども、震災というテーマがあることで、実際に被災した人々の、失われてしまったかつての日常や、震災時の惨劇が映像となって脳裏に浮かんできた。
小さな鈴芽が常世で必死に母親を探す場面は、涙が溢れた。
実際に、こうして大切な人を探し回った人がいるのだろう。
あと、新海監督の映画は、映像はもちろんのこと、音がすごくきれいだと改めて感じた。
主題歌「すずめ」、十明さんの透き通った歌声と息づかいも素敵だった…