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記憶に残したいなら思考を停止すべし

シャワー中にいつの間にかできていた青アザに気づくことがある。押してみたらちょっと痛いから、そこそこ最近ぶつけたのだろうというところまでは分かる。でも、試しに記憶を遡ってみても、それらしい場面はまったく思い出せない。痛みを感じにくい体質なのかな?と少し気になりつつ、そんなことがあったことも忘れてやり過ごしていた。

そんなある日(…というかつい先週)、周りが皆外出して職場に自分一人だったにもかかわらず、朝からとにかくとても忙しい状態が続いていた。PC作業に集中していたのだが、さっき資料を取り出したキャビネットが開けっ放しだったのに気付いた。作業のことを考えつつ、このままだと閉め忘れるし、気付いたついでに今閉めちゃおう!と立ち上がった。

その瞬間、ドガンッという音が聞こえ、それと同時に「痛い!」と声がでた。それでも、頭の中では次の作業を考え続け、体はキャビネットの方へ向かって進んでいったのだが…

ん?待てよ?私今机の角に脚ぶつけたよね?
気づいたらそこそこ痛い!
そういえばここってよく青アザできてるとこだ!

どうやら私は集中していると痛みへの反応が鈍くなるらしい。今回はそこそこ痛かったから作業のことを考えるのをやめたが、軽い痛みでは思考が止まらないらしい。思い返してみると、その机に脚ぶつけたことが何度もあった気もする。知らぬ間に青アザができていた理由にようやく気がついた瞬間
だった。家に帰って確認したら、案の定しっかり青アザができていた。笑

これで思い出したのだが、大事な仕事がある日や、どうしても気になることがある時に限って、家を出た後に鍵を閉めたかどうか不安になるのだ。閉め忘れることがないよう、使う鍵を握りながら家を出る→鍵を閉めたらドアノブを動かして閉まっているかどうか確認するようにしているが、ルーティーンになっているが故にあまり意識していなくてもできてしまう。その時、考えるのに集中していると、鍵を閉める一連の行為が記憶に残らない。だからあとから不安になる。本当に鍵を閉め忘れていたことはないが、確認しに戻ったために仕事に遅刻したことは何度かある。それじゃ困るから「鍵を閉める時は、考えごとをしない!鍵を閉めることだけに集中する!」と自分に何度も言い聞かせているのだが、それでもやはりたまに”あれ?ちゃんと鍵閉めたっけ?”となってしまう。

集中力があるのは悪いことではないと思うけど、余計な不安とかアザとか少しでも減らしたいなぁ…とも思う。タイトルは自分への戒め。ちなみに、よく青アザができるところがもう一箇所ある。これはどこで作ってるんだろう…あぁ、やっぱり思い出せない!笑

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