【外免切替】外国人夫、日本の運転免許を取りに行く①
本日の教訓:己の"早め早め"を信じるな
1年が早すぎて速すぎてどうしよう
どうも。タイバンコクから日本の田舎にやってきてかりそめのニート(のような)ライフを送る中年国際結婚夫婦です。
われわれがなんでこんなことをしてるのかっていうのはぜひ↓のマガジンでご覧ください
国際免許は1年使い捨て
日本に来る前にタイでとってきた夫の国際免許の有効期限は今年の7月まで。
日本にいるのは8月までだから、ラスト1カ月くらい運転できなくなっても仕方ないか。と気楽に考えていた。
しかし「日本滞在、延長しちゃおっかなー」と考えだしたとき、夫が運転できなくなるやないかーいと気づいたのだ。
田舎の生活に車は必須。
いや、ペーパードライバーのわたしは徒歩で生活、できるっちゃできるけど…
すぐどっか行きたがるこの夫はバイクも車も運転できないのは精神的にムリと思う。
そこで、外国の運転免許を日本の免許に切り替える【外免切替】というやつをやってきた。
大変だったので聞いてください。
話は2月に遡ります。
特例国ズルいじゃん
夫が日本の運転免許を取るにはどうしたらいいのかなあ?とまずググってわかった外免切替の手順はこう。
特例国(アメリカとかオーストリアとか)は技能審査が免除されるらしい。
ふんふん、まあ出来そう。と思いつつ、より詳しい情報を得るため免許センターに電話をしてみた。
このわたしの"早め早め"が"おそめ"だと…?
2024年、2月某日
プルルル、プルルルルル、
わたし-「外国でとった運転免許を日本の免許に切り替える手続きについて伺いたくて電話しました。
国際免許が7月まであるので急いではないですが、とりあえずどのようなものか早め早めに聞いておこうと思いまして。」
免許センター(以降免セ)-「まずは書類審査の予約が必要で、今最短で予約が取れるのは5月になります」
わたし-「ええええええええええ!今2月ですよおおおお!」
免セ-「ええ。なんか最近外国人がふえて。」
わたし-「ええええ〜!ほええええ!…へええ...(落ち着いてきた)。切り替え手続きは1日で終わるんでしょうか?」
免セ-「いえ、まず書類審査に来てもらって、審査に通ってはじめて試験の予約が出来るので最短でも2度はお越しいただきます。お住いは?」
私ー「〇〇町です(免許センターまで車で3時間くらいかかる)(ドヤア!)」
免セ-「ああ〜…(遠っ!)」
免セ-「実技試験はコースを覚えた上で日本の法規に沿った運転をするので練習が絶対必要で、練習しても落ちることがザラにあります。
落ちたらまた予約を取って別日に再受験になります。合格まで何ヶ月もかかることもあります。」
私-「へええええええええ……夫はこれまで日本でバリバリ運転してるんですけどそーゆー人でも難しいということでしょうか?」
免セ-「そうですね。試験の運転は法規に従ってもらうので。」
私-「へええええ(まるでふだん誰も法規に従ってないような言い方だけどペーパードライバーの私にはよくわからない)。
ではとりあえず最短の5月で書類審査の予約を取らせてください」
と、こうして軽くジャブの情報収集をするはずだった電話で5月頭の書類審査の予約を取った。
実際にはほかにも40分くらいお話して詳しくいろいろ教えてもらったんだけど、つまるところわたしが「わたしって早め早めに確認する用意周到なしっかりしたオットナー」と自信を持っていたタイミングは外免切替界ではおそかったということで、通話中ずっとそれがショックだった。
Webに「前日までに予約してください」って書いてあったものが2ヶ月以上予約できないって……。
「外国人増えたから」って……。
どんだけ〜!
どんだけ増えたらそうなる〜?愛媛で何か起きとんか?
知らない間に四国は「半島を出よ」状態(福岡が外国に乗っ取られる小説)になっとんか。
…と、自分のツメの甘さを認めたくなくて陰謀論な妄想が暴走してしまったりもした。
書類審査には多分通るとして、すぐ実技試験の予約ができるもんなのかわからないし、受かるまで数ヶ月かかるなら国際免許の期限が切れてしまうかもしれない。
いろいろと想像をはるかに超えてきた面倒くささにため息をついた2月末だった。
つづく。