【フリーランス】自営業者の盲点
前記事に書いた、苦難の渦中のお話。
これまで何年も、毎月の差はあれど平均的には同じ様に仕事をお受けする事ができ、同じ様にお金を遣わせていただくことができ、同じ様に新しい仕事にも挑戦させていただくことができた……のだが、
ある時突然、それが途絶えた。
何か問題を起こした心当たりはない。お客様もお付き合いは続いているし軽微なアフターフォローは続いているのだが、そう、売上になる仕事が無い。
はて。頼りにしていた会社の担当者に連絡をしてみる。つい先日に一緒に酒を飲んだ事だってあった。
しかし、その方から退職が決まったことを聞かされる。
これは参ったな。
大手企業で働くパートナーにこう言われた。
「またお願いしますと言っても、切る事が決まってる事だってある。仕事である以上仕方ないしよくある事なんだよ。」
そうか、私の都合で世の中が回っているわけじゃないんだ。
そんな事に今更気付かされた。
自営業を続けて長くなると「恩義」とか「仁義」みたいなものが増幅してくるし、「運」とか見えないものを大切にしようという思いが強くなる。それらに助けられる事が多いからだ。
しかし、これに執着してはいけない。
見えないものを大切にする事も必要だとは思うんだけど、見える物、ルールや秩序は大前提である。
この苦難の原因はそこが抜け落ちた事だった。
少しの不備、かけ違いの連鎖がアクシデントを起こす。
自営業、特に一人でやっていれば主観的になる事は避けられない。
定期的にメンテナンスする第三の目を保つ事が必須なんだ。
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