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世界的に有名な企業が次々に『哲学者』にコンサルを依頼している理由
グーグルやアップルなど
世界的に有名な企業が
次々に『哲学者』にコンサルを
依頼しているのをご存じですか?
当然、哲学を学んだところで、
直接的な売上には結びつきません。
それよりは、営業研修を
どんどん、やった方がいい。
それでも、哲学を取り入れている理由は
今後、多くの仕事がAIに取って代わられ、
単に『言われたことをやればいい』、
『良い物をつくればいい』
という事に限界が見え
はじめてきたからなんだそうです。
通常、数値化されたデータをもとに
解決策を見つけて改善していく
というやり方が一般的です。
ただ、哲学コンサルが伝えているのは
働く意味や理由、日常生活で
『問い』を持つ感覚など。
単に『モノ』や『サービス』を
売るのではなくて、
その会社が持つ『世界観』や
『コンセプト』や『ビジョン』を
売っていくことがこれからの
鍵になると言われています。
別の言い方をすると、
『すごい会社』と思われるより、
『この会社、なんか好き』
と感じてもらう事。
僕らは子どもの頃から常に
『正解』を見つけるよう
教育を受け続けてきました。
それが良い悪いの話ではなくて、
僕らは無意識に常に『正解』を
見つけようとする思考の習慣がある。
自分がやっている事が
正しいのか間違っているのかが
どうしても、気になってしまう。
ただ、これからは
『正解のない問い』
に直面する事が確実に多くなる。
正解は固定的ではなくて、
常に変わり続ける。
今日の正解は明日の不正解
かも知れない。
答えは一つじゃない事も
そもそも、答えがない事も多いし、
人、それぞれ正解は違っていたりもする。
いくらGoogleで検索しても
自分にとっての正解は
なかなか見つからない。
常に考え続けるしかない。
世界的に有名な企業が
次々に『哲学者』にコンサルを
依頼し始めている理由が
なんとなく分かるような気がします。
それは、時代の変化による
ごく自然な当たり前の
流れなんだと思います。
これからは人も企業も
『すごい』と言われるよりも、
『なんか好き』
『目が離せない』
『つい、応援したくなる』
そう思ってもらう事が
鍵になるような気がします。
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