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『ピンチはクイズ』そう思うだけで『答えは必ずある』そういう気持ちになる

大自然を見ると人は自分の存在を
ものすごく小さく感じる。
すると客観的な視点が生まれて、
自分が抱える問題を小さく感じたり、
トラブルを冷静に観察
できるようになったりする。

同じ料理を食べても、
僕と料理人とでは
見る視点が全然違う。
食べる側と作る側と
視点が違うのは当たり前の話です。
そんな僕も、自分で料理を
作るようになると、
当然、視点も変わる。
作ってみて、はじめて、
料理人のすごさに気づく。

視点が変わると同じ行動をしても、
同じモノを見ていても、
捉え方、感じ方が全く違う。

オタクの人たちは
『詳しく知っている』
という事よりも、
『独自の視点を持っている』
という事の方がその人の価値
なんだと思います。

世の中にはケースバイケース、
場面に応じて、適切に自由自在に
自分の『視点』を
変える事が出来るという
特殊能力を兼ね備えている
人たちが存在する。

パートナーの視点、消費者の視点、
クライアントの視点、
子どもの視点、異性の視点、
上司の視点、部下の視点、
若者視点、年配の視点、
いろんな視点を自由に
行き来できる人は最強です。

仕事をする上でも
自分の持つ商品やサービスを
『どう見せようか』という発想は
『見せ方』なので、自分視点です。

でも、相手視点で考えると
その人にとって、それが
どう見えるのか?の
『見え方』を意識する必要がある。
それは相手視点です。
『見せ方』と『見え方』
言葉はなんとなく似ていますが、
まったく違う視点です。

過去の偉大なイノベーションの
ほとんどは『視点の転換』
によって生まれてきました。

人から慕われている人は
たいていの場合、
『自分が言いたい事』を
考えながら話しているのではなくて、
『相手が言いたい事』を
考えながら人と話をしている
という話を聞いた事があります。

それは相手の視点に
なれるからこそ成せる業です。

その時のシチュエーションによって、
必要に応じて自分の
『視点』を自由自在に
変えることが出来る人は最強です。
そんな人とお会いするたびに
ものすごく感動してしまいます。

自分にない『視点』を
持っている人、自分が
気づかなかった事に
気づかせてくれる人に
人は自然と惹かれるんだと思います。

当然、僕もそんな人にお会いすると、
自然に当たり前にその人に
惹かれてしまいます。

『私も同じような経験を
 したから理解出来ます』

そういう話をたまに聞く事があります。

ただ、同じような経験を
したからといって、
その人の気持ちを理解
できるとは限りません。
同じような経験をしても、
人によって、感じ方や
捉え方が違うからです。

相手の気持ちを
理解する唯一の方法は、
相手が自分と同じような
経験をしたらからと言って、
同じような感じ方や捉え方を
しているとは限らない
そういう視点で話を聞くこと
なんだと思います。

状況は何も変わらくても、
視点を変えるだけで、
一瞬で人生の景色を
変える事だって出来る。

『ピンチはクイズ』
そう思うだけで
必ず答えはあるという
気持ちになる。

誰かのピンチをチャンスに
変えた話を聞くと、
自分のピンチもチャンスに
思えてくるから不思議です。

ただ、視点が変わっただけです。

生きていく上で
『視点の変え方を知る』は
知らないよりは、
知っていおいた方が
いいんじゃないかなぁと
個人的にはそう思っています。

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新里哲也|沖縄プロデューサー
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