「商品」を売らずに、「商品」が売れていく

日本人なら、ほとんどの人が

ご存じだと思います。

今や、日本を代表する企業と

なった、『ジャパネットたかた』

創業者である、『高田明氏』の

甲高い声も話題となりました。

現在、ご長男の長男の高田旭人社長が

会社を引き継いでいます。

2代目が引き継ぐと会社の売り上げは

下がると一般的には言われていますが、

『ジャパネットたかた』は

先代を超える売り上げを記録しています。

テレビショッピングで商品の説明力が

売上を上げている要因の一つで

ある事は間違いないと思います。

ただ、他にも選ばれている

理由があります。

スマホやパソコンなど、設定や

使い方が複雑である商品は

商品をお届けの際に実際に

教えてくれる。

だから、通販と言えども

安心して購入する事が出来る。

加えて、長年、選び抜かれた商品を

販売している事、その知名度から

高い信頼性を誇ります。

高齢の方や忙しくて商品を

探したり、比較する元気、時間がない方が

多く利用している。

意外な事に『ジャパネットたかた』の

売上の4割以上がカタログ販売によるもの。

今時、紙媒体？

と思ってしまうが、

一度、商品を購入した方が

カタログから再度、購入する、

いわゆる、『リピーター』

『ジャパネットたかた』が

売っている商品なら大丈夫。

という方が繰り返し、購入するしている。

選ばれている主な理由を

まとめてみると

〇分かりやすい商品説明

〇信頼性

〇商品以外のサービス 
    (設置や設定の説明)

正直、似たような商品は

他のとこでも買えるでしょう。

でも、同じ商品なら以下を

満たしてくれるところで買いたい、

という方がお客さんになっている。

①買う理由、メリットをちゃんと説明して欲しい

②選ぶ事に「時間」も「手間」もかけたくない

③購入に関して、後悔したくない

④商品を買っても使いこなせるか不安

上記を求めている方が

お客さまのターゲットであり、

年齢層で決めているのではない。

とも現社長は語っています。

売っているモノも
売れている理由も
『商品』以外の部分にもあるようです。

単に商品を売るという

発想だけだったら、

今日の『ジャパネットたかた』

躍進はなかったでしょうね。

それは業種や会社の規模を問わず、

大きなヒントになりそうです。