スターバックスが倒産寸前の窮地からV字回復した理由は『視点を変えたこと』
スターバックスはかつて、
倒産寸前の窮地に
陥っていた頃がありました。
ただ、ある事に気づいてから
わずか3年後に過去最高の利益を
記録するまでに復活した。
そのある事とは、
『競合』ではなく、
『お客様』を見るということ。
それまでは競合のことばかりを見て、
競合よりも商品ラインナップを増やしたり、
競合よりも価格で勝負したりと、
競合に勝つことばかりを考えていた。
その競争に必死になるあまり、
そもそも誰も求めていないような
商品やサービスを次々に
生み出していった。
やがて、スターバックスらしさが
失われていって、既存客も
だんだん離れていくようになった。
日本のテレビメーカーは
世界一の品質、技術を持ちながら、
日本のテレビがまったく
売れなくなりました。
テレビの国内生産は、
2012年に日立製作所、2018年にシャープ、
2021年にはパナソニックが撤退。
東芝、日立、三菱電機は
テレビ事業自体から撤退しています。
代わって、海外製の安価な
商品が一気に売り上げを
伸ばし続けてきました。
技術では圧倒的に勝っているのに、
売上ではまったく太刀打ちできない。
その大きな理由は
とにかく、競合他社に負けないように
商品の質を上げたり、、
新しい機能を増やすことばかりを
目指し続けたからだと言われています。
それはいつしか、
誰も必要としていない
『過剰品質』となっていって、
価格だけが高騰していった。
その結果、最低限、必要な
機能を備えて、圧倒的に安い
海外メーカーに消費者が
どんどん、流れていった。
先日、ある女性タレントさんが
こんな事を言っていました。
いっぱい、子育て本を読んだり、
専門家の話を聞いて、
勉強しながらずっと正解を
探し続けていた。
でも、ある日、気づいた。
ちゃんと見るべきで
ちゃんと話を聞くべきなのは、
本や専門家の人たちではなくて、
子どもたちの方なんだと。
また、別のママタレントさんは
子どものお弁当作りについて
学校の先生に見られていると思うと
緊張して眠れないと言っていました。
もはや、誰のために弁当を
作っているのか分からない。
忙しいなら弁当を買って
持たせても全然、問題ないと
思うんですけどね。
『手作り弁当=愛情の深さ』
必ずしもそうじゃない。
実際に僕は何度か
買って持たせた事があります。
それを先生が見て、
どう感じるかは全然、
気になりません笑
日常の中でも他人がどう感じたかよりも、
自分がどう感じているのかの方がはるかに大事。
本当に見るべきなのは誰なのか?
本当にフォーカスするべきなのは
何なのかを見極める事の
大切さをあらてめて強く感じています。