これからの鍵は『面白い人×面白い人』

自分にとって、有益な情報は
身近な人から得るのではなくて、
どちらかというと、
疎遠な人たちから得る事が多い。

スタンフォード大学の
マーク・グラノヴェッター教授の
実験によってそれが分かったそうです。

それが良い悪いの話ではないですが、
自然にゆだねるだけの
人間関係だと、同じような属性や、
同じ趣味、地位、年代、職場などで
固まってしまいがちです。

でも、そうなってしまうと、
新しい情報とか自分とは違う
世界のことや自分にはない
思考や視点に触れる事がないので、
自分の思考も一つのことで
固まってしまう。
そうなると、内部情報の
交換ばかりを繰り返す
という日々になってしまう。

それが悪い事とは全然思いませんが、
視野を広げたいとか
自分の枠を取っ払いたいと
思うのなら、多少、
勇気を振り絞って、
自分の枠の外側にいる人たちとの
接点を持った方が絶対にいい。

弱くて遠い人たちとの
関係性を大事にすると、
自分にとって必要な情報、
質の良い情報を得るチャンスが
増える傾向があるそうです。

個人的には、
これから鍵になるのは、
いかに、いろんなジャンル、
地域などに『ゆるい繋がり』を
増やしていけるかなんだと
思っています。

そのために必要不可欠なのは、
自分とは違う考え方や常識などを
理解する事ができる柔軟な心。
それがないと、どんなに
たくさんの人と会おうが
本当の意味での繋がりを
生み出していける事は出来ない。

繋がりを積み上げてきた、
柔軟な心を持った人は
いろんなジャンルや市場を
平然と自由に行き来する事が出来る人。

それぞれとの信頼関係が
構築出来ているので、
お互いを結び付ける事が出来る。

一見、結びつきそうもないような、
予想外の人やモノが繋がると
大きなイノベーションが
起こる可能性が高い。

でも、そもそも、
繋がりや接点がないものどうしは、
結びつく事が出来ない。

そうなると、絶対に必要となるのは、
お互いを繋げてくれる人間の存在。

単に人脈を多いというだけでは
難しいと思います。

お互いが結びつくべき理由や
メリットをちゃんと言語化して
伝えられるかどうかが大事。

『繋げる』『紹介する』というのは
大きなリスクを伴うからです。

これだけ変化の激しい時代は
一つのジャンルの人との
関係性を深くするよりも、
いろんなジャンル、地域の人たちと
ゆるい関係性、信頼関係を
構築しておいた方が
圧倒的に有利になることが多い。

無理に嫌いな人を好きに
なろうとする必要はないけれど、
積極的に敵をつくる必要もない。

大事なのは無駄に敵を作らないこと。
無駄に敵を作っても
いい事は何ひとつない。

ちょっと前までは八方美人とか、
何をやっているか分からないと
言われ続けてきた人が
大きな鍵を握っているのは
間違いないと思っています。

その人を経由しないと
絶対にたどり着けない領域、
絶対に会う事が出来ない人たちがいる。

いろんなジャンルや市場や
地域を自由に行き来して、
それぞれとの繋がり、
信頼関係を構築している
柔軟な心を持った人間が
人と人を結び付けて、
次々にイノベーションを起こして、
世の中をどんどん、
面白くしていくと思っています。

これからの鍵は
『面白い人×面白い人』
『面白いモノ×面白いモノ』
面白い人やモノどうしを
いかに繋げていけるかどうかです。

『面白い人×面白い人』
はやっぱり最強です。

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