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『自分は存在するだけで十分、価値がある』それをベースに生きていこう
『自分は存在するだけで十分、価値がある』
それをベースに生きていこうと
思っています。
子ども達にもそういう
感覚を持ってもらいたいので、
存在自体を褒めて、
存在するだけで自分には
価値があるんだという
感覚を今のうちに植え付け
ておこうと思っています。
それが本当の生きるチカラになると
思っていますし、本当に苦しい時、
辛い時の最後の踏ん張りどころの
エネルギーになる。
勉強が出来る出来ない、
何かの実績を上げる上げないなどは
僕にとって、そんなに
大した問題じゃない。
必要なのは根底にある感覚です。
自分の価値を変動制のある
モノと結びつけるのは危険です。
肩書き、社会的地位、お金、
人脈、フォロワーの数などは
いつなくなってしまうか
分からないからです。
もし、それらが自分の中から
なくなってしまった時に、
自分自身の価値もなくなってしまったと
思ってしまいがちになる。
先日、プロ野球選手で、
戦力外通告を受けた方と
お話をする機会がありました。
さぞかし、落ち込んでいると
思いきや、彼はこう言っていました。
『プロ野球選手ではなくなった。
ただそれだけの話です』
『僕が僕である事に変わりはない
自分の価値が下がったとは
まったく思わない』
『誰もが経験する事が出来ない、
プロ野球選手を経験する事が出来た
そこに価値があるしそれを誇りに思う
でも、僕はもうプロ野球選手ではない
ただそれだけの話です』
その方のお話を聞いた時に、
変動制のあるものと
自分の価値を結び付けない事の
大切さをあらためて強く感じました。
いつなくなってしまうかも
しれないようなモノや
いつか必ずなくなってしまうモノだけに
自分の価値の評価基準を
結びつけるのはものすごく
危険なんだと思います。
目に見える何かを
失ったからと言って、
自分自身の価値が下がったり、
なくなるわけではない。
存在しているだけで、
十分、価値があるし、
息をしているだけで、
必ず誰かを幸せにしているはずです。
僕が子どもに絶対言わないと
決めている言葉は
『人の役に立つ人間になりなさい』
それを言われれば言われるほど、
誰かの役に立っていないと、
自分には価値がないと感じて
しまう可能性があるからです。
また、世の中には役に立つ人間と
役に立たない人間が存在しているという
感覚を無意識のうちに持ってしまう。
そんな感覚だと人間関係は
おそらく上手くいかない。
お金をすべて失った時に
こう思いました。
こう思うようにしました。
『失ったのはお金だけ。
お金以外は全部ある』
『持っていないモノより
持っているモノの
数の方がはるかに多い』
『別に自分の価値が
下がったわけではない』
いつなくなってしまうかも
しれないようなモノや
いつか必ずなくなってしまうモノだけに
自分の価値を依存させておくのは
メンタル的に不安定極まりないです。
僕らはつい、自分にないモノや
足りないモノだけに
目がいってしまいがちです。
でも、あるモノに
意識を向けてみると、
いかに自分が多くのモノを
手にしているのかに気づく。
ないモノよりも、
あるモノの方が圧倒的に多い。
水泳の池江璃花子選手が
病気になって、水泳が
出来なくなった時に
『私はすべてを失った』
と言っていました。
個人的な感覚で言うと、
『あり得ないです』
人は何かを失うと必ず、
それと同等のモノ、
もしくはそれ以上のモノを
手に入れているものです。
実際に池江璃花子は
病気になってから
目に見えない大きな何かを
手に入れているはずです。
逆に何かを手に入れた時に、
人は必ずそれと同等か
それ以上の何かを失う。
ただ、手に入れた時は
手に入れたモノばかりに
目がいってしまって、
失ってしまっている事に
なかなか気づかない。
生きていると本当に
何が起こるか分からない。
何かが起こった時に最後の最後に
自分の身を守ったり、
奈落の底に沈んだメンタルを
復活させてくれるのは
『自分は存在するだけで
十分、価値がある』
『息をしているだけで
必ず誰かを幸せにしている』
そういう感覚なんだと思います。
僕が親からもらった一番の財産は
その『感覚』なんだと思っています。
ものすごく親に感謝しています。
それを今度は、子ども達に
伝えてあげようと思っています。
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