息子の通う中学校の校長が教育者として職人過ぎて驚いた
昨日、機会があって、
息子が通う中学の校長先生と
お会いしてきました。
お話する中でこんな話をされていました。
『これから必要不可欠なチカラは
三つあると思っています。それは
「跳ね返すチカラ」「受け流すチカラ」
「背負わないチカラ」』
嫌な事は嫌だと言う、
多少の事はスルーする。
自分だけで責任を感じ過ぎないこと。
子ども達に向けた
お話でしたが、僕ら社会人にも
必要な考え方なんだと思いました。
また、こんなお話もされていました。
『先生方には何かあれば、
すぐに私に報告しなさいそう伝えています
そうじゃないとあなただけで
ずっと責任を感じ続けてしまう事になる
でも、あなたが私に報告した時点で
その責任はすべて私のものになる』
『僕の仕事は先生方の負担を
いかに減らしてあげられるかなんです』
素晴らしいリーダーですね。
入学式の終了後に僕ら父兄に対して
こんなメッセージを伝えてくれました。
『何か知りたいこと、
不満などがあれば、いつでも
校長室に来てください。
いろんな意見の食い違うがあるのは
当たり前です。コミュニケーションさえ
とっていれば解決する事ばかりです。
単なる誤解である事も多い。親も先生たちも
僕も、子ども達を幸せにしたい
その目的は一緒じゃないですか』
わずか数分で、短い言葉だけで、
関わるすべての人を一体化させて、
同じ視点に変えて、同じ方向に
向かっていることに気づかせる。
そして、みんな、同じ目的を
持った仲間なんだという意識を
そこにいるすべての人間に植え付ける。
同時に意見をちゃんと言える
柔軟性と学校に対する親近感を一瞬で感じる。
加えて、先生たちの事を
あらゆる事が守っている。
おそらく、そのメッセージだけで、
年間に起こる問題の大半を
未然に防いだんじゃないかと思います。
いろんな経験をされたからこそ
発する事が出来る言葉だと思いますが、
その筋のプロだからこそ成せる、
まさに職人技です。
僕は一人、体育館で感動していました。
なかなか、真似できるものではない。
過去、いろんな『名指導者』
と呼ばれる方々にお会いしてきました。
皆さんから素晴らしいお話を
聞かせて頂く中で、
名指導者と呼ばれる方々には
ある共通点がある事に気づきました。
それは
『子ども達の事をリスペクト
しているということ』
そのリスペクトの気持ちは
子ども達も無意識に
感じているんだと思います。
だからこそ、その言葉が
心に響いてちゃんと届く。
それは僕ら親にも、
どんなリーダーにも同じ事が言える。
プロ中のプロの人たちは
やっぱりすごいです。
職人技を目の当たりにするたびに
ものすごく感動するし、
いろんな事を感じて、
いろんな事を学ばせてもらえる。
そんなリーダーがいる
学校に通っている息子は
本当、ラッキーだと思います。
入学式の事を詳しく
ブログに書いたリンクを
以下に張り付けておきます。
良かったらそちらもお読みください。