幽刃の軌跡 #38
38話「決戦の嵐、牛若の覚悟」
牛若 VS 琳守 & 朝光
牛若と琳守の激しい斬撃戦から始まる。風の刃が周囲の木々を切り裂き、戦場はまさにカオスと化している。牛若は琳守の攻撃を巧みにかわしながら反撃の糸口を探るが、琳守の「風刃の舞」によるスピードと技巧には苦戦している。
牛若の心境描写が続き、彼の優勢をかいま見せる。しかしその瞬間、朝光がついに動き出す。
朝光の参戦 朝光が戦場に歩み寄り、その姿は「朝陽の鎧」で眩い光に包まれている。牛若が彼に向けて放った斬撃がことごとく鎧に阻まれ、焦りが募る。 さらに、琳守の「風刃の舞」のスピードが加速し、牛若は連撃をかわしきれず、無数の斬撃を体に受けていく。
牛若(心の中で):「まずい…このままでは…」
那須 VS 茂道 & 九国スパイ
一方、場面が変わり、那須と茂道が苦戦しているシーンが描かれる。二人は防戦一方で、敵の攻撃に耐え続ける。九国のスパイは遠くから冷徹に戦況を見守りながら、何かを待っている様子だ。
那須は牛若たちに援護を送りたい気持ちでいっぱいだが、目前の敵に対しても一歩も引けない状況。焦りと絶望感が募り始める。
牛若サイドに戻る
琳守が意を決した表情で叫ぶ。
琳守:「これで終わりや!!!!霊域解放弐式憑依!!!!」
牛若は、その言葉を聞いた瞬間、危機感が全身を駆け巡る。
牛若(内心):「弐式憑依…まずいな……。あれを食らったら……」
琳守の周囲に無数の風の斬撃が広がり、彼の力が圧倒的に増幅していく。まるで嵐が巻き起こるように、戦場が彼の霊域に支配されていく。
朝光は琳守の弐式憑依を冷静に観察し、自分自身を守るための行動に移ろうとする。
朝光:「琳守の弐式憑依か。これは恐ろしい……周囲の全てを断ち切るとは。私も自分を守ることを考えねば……」
琳守の覚醒した力を前に、朝光も完全に防御体制に入る。
遠くからこの光景を見ている真彦、綾香、明清。琳守の恐るべき技に対する恐怖がじわじわと湧き上がってくる。
綾香:「琳守のあれは…まずいですよ…」
真彦:「牛若…なんとかならんのか…」
明清:「こちらも私の霊域がなければ、被害が甚大に及びます……」
彼らも危機感を覚え、何とかして牛若を救いたいと焦りが募る。
琳守は風の斬撃を次々と牛若に向けて解き放つ。
琳守:「牛若ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!これで終わりやーーーーーー!!!」
無数の風刃が牛若に襲いかかり、その瞬間、場は一瞬の静寂に包まれる。
戦場にいる全員がその瞬間を見つめ、遠くから那須、真彦、綾香が一斉に叫ぶ。
那須・真彦・綾香:「牛若------------!!!!!」
斬撃の嵐が収まると、そこにはボロボロになった牛若の姿が現れる。彼の体は無数の傷で覆われているが、まだ立っている。
どうなる牛若・・・・・・・・