ほぼ毎日 note #144 オズの魔法使い

Amazon primeで観ました。ボクの #イチ推し 映画です。
子どもの頃にTVで観た記憶があるので、50年近く経て再び鑑賞したわけです。
ストーリーについてはご存知の通り。夢の中のお話しなのか実際に家ごとオズの住む国での冒険譚だったのかについて議論する気はありません。
子どもの頃と今観ての感想は同じでした。
まず、「オズの魔法使い」の公開された年が驚き。1939年です。
日米開戦(1941)の2年前、当時の日本は軍事の色に染まっていた。石油が配給制になり、米穀類の強制買上げ制、さらには白米禁止令まで出される状況。
当時の日本はお世辞にも豊かとは言えない。
そんな時代にアメリカでは子ども向けのカラー映画を作っていた。しかも、大人が子どもたちに楽しんでもらおうと、巨額のお金と時間、手間暇をかけた映画です。
そんな資源も心の余裕のある国に戦争で勝てるわけないじゃん。
子ども心にもそう思ったものです。
そして、改めて「オズの魔法使い」を観て、その思いを新たにするとともに、感じたことがあります。
戦争を止める事ができるのは、文化の力なんじゃないか、と。

戦争に限らず、天災など人知の及ばぬ状況を打破するは、芸術や音楽、文学の力が必要なんじゃないかと。
荒んだ人の心を癒し、明日への希望をもたらす文化の力。

21世紀の今、もう一度文化の力を信じてみたい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?