人に優しく自分に厳しくをやめなさい。『脱・完璧主義』宣言のすすめ。
「人に優しくして、自分には厳しくする。」時代遅れの考えです。人に優しくするのと同じように、自分にも優しく接してあげましょう。誰も、あなたのことは責めない。
世の中、完璧な人はいません。総理大臣だってそうです。でも、日夜テレビやネットの報道では、政治家や有名人、企業の偉い人たちは非難を浴びせられる姿を見かけます。なので、『ちゃんとしなきゃ、叩かれる!』って知らずに認識してしまいます。
でも、大丈夫。誰もあなたのことは見ていません。
『1人では解けない問題』が自称エリートの壁
2012年に、世間を賑わせた記事を紹介します。相談者は、「自分は思ったより勉強ができないかも…」の悩みを投稿し、秀逸な回答が返ってくるというストーリーです。
僕自身もそうだったのですが、中学くらいまでの勉強はとっても簡単で、教科書を読んだり、授業を聞いていればほとんどを理解できました。そして、それを『頭がいい』と誤解していました。
どんな優秀でも、解けない問題は存在します。そして、多くは若いうちに問題が訪れるものです。『1人では解けない問題』の多くは、誰かが解決していたり、ヒントをもっています。
『できない=カッコ悪い』でハマる負のスパイラル
しかし自称エリートは、解けないことを自分の知性のせいにします。『あ、自分はバカだから、知性が低いからできないんだろ』と言って、問題と向き合うのをやめてしまいます。
完璧主義は、問題と向き合うこと、助けを求めることをカッコ悪いと思っています。なので、真正面から、できない自分を受け止めることができません。
そこに、1つの回答を示したのがブログでした。
うまくやる学生はそういう困難にぶつかったとき、自分の力不足と馬鹿さ加減に滅入る気持ちと闘い、山のふもとで小さな歩みを始めます。彼らは、プライドに傷がつくことは、山頂からの景色を眺めるためであれば取るに足らないということを知っているのです。彼らは、自分が力不足であると分かっているので助けを求めます。彼らは知性の欠如ではなく、やる気の欠如が問題だと考えます。
なるほど、とは思いましたが、じゃ、具体的にはどうすれば?と思いました。解決方法がわからなかったのです。
『セルフコンパッション』人に優しくするように自分へも優しさをもつ。
僕が少しずつ変わってきたのは、『セルフコンパッション』のトレーニングを取り入れてからでした。
セルフコンパッションとは、『自分を許す』ことです。一般に、人は自分に厳しく接してしまいます。うまくいかなかったことを責め過ぎてしまうのです。でももう、それはやめましょう。
『もし、友達や同僚が同じ失敗をしたら、どんな声をかけるかい?それと、同じ言葉を自分にもかけてあげるんだよ。』
一朝一夕では変われませんが、日々のトレーニングで少しずつ、完璧主義から脱することができるようになります。
セルフコンパッションのトレーニングなら、以下のブログで紹介されている方法がおすすめです!