育児に追われているそんなアナタへ
足るをしる
「足るを知る」という言葉を知ったのは、間違いなく「まじかるタルるート君(著:江川達也先生)」のおかげです(←世代がバレる)。
この世の悩みの99割がた、「足るを知る」ことで解決できる話だと思っています。
しかし、その境地に達することができたのはお釈迦様くらいでしょうか、、、現実はそうもいきません。
私も、日々仕事と家事・育児に追われながら、「もっと子供が素直にいうことを聞いてくれたら・・・」「もっと一人で自由に使える時間がたくさんあったら・・・」「もっと広くて収納の多い家に住めたら・・・」などと考えない日はありません。
「足るを知る」どころか、人は常に足りない何かを追い求めています。ただ、それで本当に幸せになれるのでしょうか。
全自動洗濯機、食洗機など便利なものができて家事もだいぶ時短できるようになりましたが、それでもなお時間に追われる日々は変わりません。結局時間ができた分だけ、違うことに時間を費やしながら慌ただしく日々を過ごしています。
人の欲望には際限がなく、上を目指せば目指すほど、さらにその上を求めてしまい、結局のところ行き着く先にも幸せは存在しない状況だったりします。
しかし、
「家族と仲良く健康に暮らせているだけで幸せ」
それで全て足りていると考えるだけで、だいぶ心は穏やかになます。
個人的には、ここ数年母親を癌で亡くしたり、自分自身が入院したりと、いろいろなことがありました。そしてその都度「自分や家族が健康であれば他に何もいらないのでは?」という思いに至りました。
自分が小学生の頃からタルるート君はこのことを教えてくれてましたし、何なら紀元前からお釈迦様が説いてくれてたことです。
喉元過ぎれば熱さを忘れると言いますが、本当にその通りですね。都度「足るを知る」について思い出すのですが、すぐに忘れがちです。今の現状がいかに幸せかなものか小一時間ほど自分に説教したいです。
「子供たちに囲まれて楽しく生活する」というのが一昔前の夫婦の夢でした。その夢が現状叶っているというのに、これ以上何を求めることがあるのでしょう。すぐに次の欲が出てきてしまう・・・本当に人は欲深い生き物です。
そんな自分の現在の夢は何かというと「成人した娘たちと一緒にお酒を飲む」です。これが達成できれば他に何もいりません。南の国でのんびり暮らしたいという気持ちも少しはありますが(←欲深い)、子供たちと一緒にお酒を飲むこと以上に求めるものはないです。その未来が来ることを楽しみに日々過ごしています。
そのためには、「家族みんなが健康であること」が大前提ですね。最近運動をサボってますが、改めてこの夢に向かって自分にできることをしようと思います。
あまり多くのものを求めず「足るを知り」、子供たちとワイワイギャーギャーしながら泣いたり悩んだり笑ったり・・・そんな賑やかな日常のささやかな幸せを噛み締めて生活したいと思う今日この頃でした。
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