ランニングし過ぎでMRI検査した話|元中学県記録保持者が現役復帰を目指す
こんにちは、泉田です。
突然ですが、みなさんはMRI検査は受けたことあるでしょうか?
名前だけは…なんて方も多いと思います。
そんな、ナゾ多きMRI検査を受けた話をご紹介します。
簡単な自己紹介
私は、放射線技師として働きながら、
陸上競技で現役復帰を目指す市民ランナー
陸上競技歴6年のあと、5年のブランクを経て再び陸上へ挑戦
MRIとは?
人体に電磁波を当てることで体の輪切り画像を撮影する検査のこと
同じくよく耳にするCT検査と違い、放射線被ばくをせず輪切り撮影が可能
体内の水分(プロトン)にエネルギーを与えた後、放出されるエネルギーを画像化している
そのため、水や脂質が多く含まれる脂肪や脳脊髄液、血液、そして動きの少ない頭部や脊椎、関節の撮影を得意としている
撮影までの経緯
現役復帰を目指してほぼ毎日練習をしていたある日のこと…
「左の股関節が痛い!!」
痛い!!とにかく痛い!!
走るどころか、歩くのもやっと。
出勤も足を引きずりながらいつもの倍の時間をかける事態に。
「俺の陸上人生おわった…」
練習開始して2週間、
後先考えないハードワークで体を壊すことになるとは。
ひとまず、近くのクリニックへ
到着後、問診とレントゲン撮影をして、絶望と喪失感のなか待つこと1時間…
先生「骨に異常はないね。湿布貼っときな。安静にしとけば治るよ」
ですよねー。骨じゃないことはわかってたんです。
こちとら、これでもアスリートと放射線技師の端くれ
「まぁ、安静にして治るんならええか!!」
と似非関西弁を垂れ流しながら帰宅。
クリニック受診から一週間経過
痛い!!全然痛い!!
なんなら前より痛い。
大好きな筋トレもランニングもストレッチさえNGにして、
筋肉も俺もうずうずしながら安静にしてたのに…
あまりのショックにプロテインものどを通らず、
出勤したある日のこと。
先輩A「大腿骨頭壊死の可能性もあるんじゃない?」
???
先輩B「痺れてきたら、腰椎とか神経かもよ。気をつけな。」
?????
いやいや、さすがにないですよww
たかがランニングでwww
・・
・・・・・
・・・・・・・
「太ももが痺れる…」
MRI検査を受けることに
腰椎・神経・炎症などを診るのにMRIはとても有効なため、
勤務先の副医院長やMRI主任、イケメンの先輩ご協力のもと
自施設にてMRI検査を受けることに
(本当にお世話になりました。)
不安を胸いっぱいに抱え装置の中へ…
ガガガガガガガガガガガガガガガガガ
うるさっ!!知ってたけど想像以上の騒音!!
(一応、耳栓をして検査してますが…)
MRIは装置の特性上とっても機械音が大きいです。
あと、磁気の影響で体が暖かくて心地よい。
Zzzz…
検査終了
寝て待つこと30分で検査は終了
実際の撮影画像がこちらです。
私には、膀胱に尿がめちゃくちゃ溜まってること以外わからないため、
副医院長にその場で撮影画像を診ていただきました。
※技師学校のでMRI経験のある友人から連絡があり、
全然尿溜まってないみたいです。
医療従事者にも関わらずこの程度の画像も診れずすみませんでした!!!!
(インシデントレポート書いておきます。)
結果は…
副医院長「正常ですね。」
よかったーーーーー!!!
左股関節に水が少し溜まってなくもないから、安静にとのこと。
とりあえず、腰椎も神経も骨頭も無事ということで一安心!!
ちなみに…
股関節炎症の場合、下記の画像のように股関節に関節液の貯留が認められる
その後
痺れも一過性のもので、その後は股関節の痛みも順調に回復
軽い筋トレからトレーニングへ復帰しました!!
職場のみなさん大変お騒がせしました!!!!
みなさんも、トレーニングは自分の身体を大切にしながら!!
ハードワークにはくれぐれも気を付けてください。
最後にひとこと、
「MRIうるさっ!!」
以上。ありがとうございました。
文献
1)日本小児放射線学会:急性期と回復期のMRIが関節炎の原因診断および治療方針の決定に有用であった川崎病症例