ちえころ

50才がらまり、サッカー好き、趣味は作詞作曲、やもめの独り身、哲学に恩がある。☆がつい…

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50才がらまり、サッカー好き、趣味は作詞作曲、やもめの独り身、哲学に恩がある。☆がついてる記事はエッセイです。ついてないのは散文詩風のつぶやき。

記事一覧

☆町田ゼルビア問題に潜む、本当の問題提起

 報道を見るのが苦手で、テレビもラジオもインターネットも触れないようにしているのだが、うっかり見てしまった報道ステーション。J1町田ゼルビアの、告訴のニュースをや…

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1日前

☆夏が終わる〜やれやれ、私が大きくひと息吐く訳

 今年も暑さが落ち着き、やれやれと一息吐く。 暑さの恐怖が去ることもやれやれなのだが、私にとっての主なやれやれは、別のところにある。  家は昔の商店街の中の一軒…

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6日前
4

☆どうして私はスマホを持たないのか、ちゃんと考えてみた

スマホを持たない、 とは言っても 他の道具で メールもLINEも調べ物もして、 フツーに生活している。 周りと 少し違うのは、 一歩外へ出たら、 誰も私と連絡がつかないこ…

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13日前
3

☆ジャケ買いは、貴重な出会いを呼ぶ〜直感は信じていい!

 小さい頃から、音楽を聴くのは習慣だった。幼・小・中はレコード、カセットテープ、中学半ばからCD、レーザーディスクとかMDとかが現れ、消え(てはいない?)、物体のない…

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2週間前
5

今日の終わりに

  もうすぐ今日が終わる。   今日の最後を   安らかに。   たたかいの緊張をほどいて   唱えよう、   安らかに。   何も思い浮かべなくていい、   花畑も…

ちえころ
3週間前
2

☆母達が、どうしてあんなにも娘が大好きなのか理解した日

 私の狭目の人付き合いの中で、長年感じてきたこと、母達は娘が大好きだ。娘さえいれば夫も友人もいなくたって平気なんだろうな、きっと。  私は娘というものを知らない…

ちえころ
3週間前
2

☆私の木〜ブラックジャックのけやき太郎にちょっと似ている話

 ただの偶然、では片付けられない、メッセージ性のある出来事、その人の取りようもあるのだろうけど、そういう、いつまでも忘れられないことって誰しもあると思う。  そ…

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1か月前
1

☆弱気が襲ってきた、さて、どうなった?

 ここ何日か、弱気でいけない。ダメかもしれないと思い、慌ててペンを執り、書き始めた次第だ。  波みたいに迫ってくるものの、そのうち引くのはわかっているが、この、…

ちえころ
1か月前
1

☆2時間ドラマ、大好きだけど一つだけ訴えたいこと

 10才くらいから、2時間ドラマが好きだ。  火曜サスペンス劇場、あのオープニングのキョーレツさったらなく、何が始まる?おばけとか出るのかな、ドキドキワクワク、か…

ちえころ
1か月前
3

☆5時の男〜ピアノへのそれぞれの愛

 自宅車庫で、ピアノを開放している、週4日程。  お祭りデビューして以来、下校途中の小学生がぶっ叩いて行ったり、中学生女子が二人で一つの椅子に座り、ビリーブの伴…

ちえころ
1か月前
4

わたしを呼んで

わたしにはわかります。 だから わたしを呼んで。 そしたら あなたの横に わたしは座っています。 だから わたしに話して。 そしたら わたしの経験を 総動員して …

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2か月前
2

☆お盆に死者は帰宅するのだろうか。

 2年前、家族が亡くなったので我が家は、通例に従い今日もお盆中だ。何でも、死者が、自宅に帰って来るのだそうだ。だから、死者に会いに、親戚とか友人とかが訪れるかも…

ちえころ
2か月前
5

☆この、恐怖を伴う暑さと哲学

 暑いね、とは夏の挨拶で、暑さの感じを言ったり、エアコンの使い方を述べたり、いつまで続くだの、昔はこうじゃなかっただの、会話は結構広がっていく。その中には、地球…

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2か月前
1

☆ピアノ界に君臨する偉大な曲〜このすごすぎる2曲とは

 やもめショックで、約25年打ち込んできた音楽ができなくなってしまった。やめてみると見えてくるものがある。まず、音楽がなきゃ生きられないと信じ切っていた無邪気すぎ…

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2か月前
4

☆私と哲学〜そういえば初哲学はデカルトだった

 やもめも二年近くになると、こうして物を書く集中力が戻ってくる。我が顔を出し、習慣が徐々に戻り、新しい世界の流れに乗る。ここに来るまで、私には哲学が結構役に立っ…

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2か月前
12

☆モノに命や魂はあるのか、ないのか

 物はよく使えば使う程、持ち運べば運ぶ程、失くしたり、壊したりするリスクは上がる。そういう物たちの中でいくつかは、やけに長い間手元にある。  今使っているこのシ…

ちえころ
2か月前
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☆町田ゼルビア問題に潜む、本当の問題提起

☆町田ゼルビア問題に潜む、本当の問題提起

 報道を見るのが苦手で、テレビもラジオもインターネットも触れないようにしているのだが、うっかり見てしまった報道ステーション。J1町田ゼルビアの、告訴のニュースをやっていた。

 誹謗の文も、町田のサッカーも、見たことはないし、2分間くらいで得た情報なのだが、どうやら、町田のサッカーが、高校サッカーのノリだという文句なのかな、これで合っているだろうか。

 私は30年越しのサッカー好きだ。マラドーナ

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☆夏が終わる〜やれやれ、私が大きくひと息吐く訳

☆夏が終わる〜やれやれ、私が大きくひと息吐く訳

 今年も暑さが落ち着き、やれやれと一息吐く。
暑さの恐怖が去ることもやれやれなのだが、私にとっての主なやれやれは、別のところにある。

 家は昔の商店街の中の一軒で、両隣とは、くっついていると言っていい程の間隔しかない。その両隣、すっかり空き家になってしまい、草ぼーぼー、枝ぼーぼー、こっちに覆い被さる勢いだ。そちらの、生き物の楽園の余波を受け、夏場はこっちにも活気が入り込んでくる。聞いたことのない

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☆どうして私はスマホを持たないのか、ちゃんと考えてみた

☆どうして私はスマホを持たないのか、ちゃんと考えてみた

スマホを持たない、
とは言っても
他の道具で
メールもLINEも調べ物もして、
フツーに生活している。

周りと
少し違うのは、
一歩外へ出たら、
誰も私と連絡がつかないことくらいだ。

どんな場面で、
スマホがないとどうなるか、
それは想像にお任せしよう。

生まれた頃すでに、電話はあった。
一家に一台、玄関にある、
友人や好きな男子と電話するのも、
一旦
家人を通さなければならなかった、
懐か

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☆ジャケ買いは、貴重な出会いを呼ぶ〜直感は信じていい!

☆ジャケ買いは、貴重な出会いを呼ぶ〜直感は信じていい!

 小さい頃から、音楽を聴くのは習慣だった。幼・小・中はレコード、カセットテープ、中学半ばからCD、レーザーディスクとかMDとかが現れ、消え(てはいない?)、物体のないものへ、音楽は変わっていった。もはやジャケ買いなんて日本語は、一部の人にしか通じないだろう。

 初めてCDをジャケ買いしたのは、高一の時。あたたかみのある、想像世界のようなイラストが良くて、買った一枚。高一の、子どものすること、ミュ

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今日の終わりに

今日の終わりに

  もうすぐ今日が終わる。
  今日の最後を
  安らかに。
  たたかいの緊張をほどいて
  唱えよう、
  安らかに。
  何も思い浮かべなくていい、
  花畑も虹も夕映えも。
  自分だけの世界、自分だけの音楽、
  自分だけの安らか、に
  自分だけの生命もある。
  たとえ一分でもいい、
  私よ、安らかに。
  安らかに、おやすみ。
#安らか #たたかい #自分 #生命 #哲学

☆母達が、どうしてあんなにも娘が大好きなのか理解した日

☆母達が、どうしてあんなにも娘が大好きなのか理解した日

 私の狭目の人付き合いの中で、長年感じてきたこと、母達は娘が大好きだ。娘さえいれば夫も友人もいなくたって平気なんだろうな、きっと。

 私は娘というものを知らない。その、娘への思いの強さを会話の中に見つけると、もやっとする。これは、やっかみなのか、呆れなのか?

 買い物も旅行も催し物も娘と出掛けるし、娘が出産となると、何ヶ月も堂々と仕事を休むし、中には、嫁いだ娘の家の近くに引っ越してしまった人も

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☆私の木〜ブラックジャックのけやき太郎にちょっと似ている話

☆私の木〜ブラックジャックのけやき太郎にちょっと似ている話

 ただの偶然、では片付けられない、メッセージ性のある出来事、その人の取りようもあるのだろうけど、そういう、いつまでも忘れられないことって誰しもあると思う。

 その木は生まれ育った家の部屋の窓から見えた。ちらっと見たり、じーっと見たり。いつからか私は出かける時も帰った時も、挨拶するようにその木を必ず見るようになっていた。

 西側にあったから、夕暮れ時もいい、雨の日もいい、雪の日もいい、季節ごとに

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☆弱気が襲ってきた、さて、どうなった?

☆弱気が襲ってきた、さて、どうなった?

 ここ何日か、弱気でいけない。ダメかもしれないと思い、慌ててペンを執り、書き始めた次第だ。

 波みたいに迫ってくるものの、そのうち引くのはわかっているが、この、弱気に襲われると私は毎回結構必死になる。

 打つ手として、まずは哲学書を読む、だいたいこれで波は鎮まるのだが、ダメだ、入ってこない。テレビをぼーっと見る、ピアノを弾く、散歩する、その時少しいいが、あまり効果がない。

 助けてくれ〜と、

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☆2時間ドラマ、大好きだけど一つだけ訴えたいこと

☆2時間ドラマ、大好きだけど一つだけ訴えたいこと

 10才くらいから、2時間ドラマが好きだ。

 火曜サスペンス劇場、あのオープニングのキョーレツさったらなく、何が始まる?おばけとか出るのかな、ドキドキワクワク、からの、エンディングの曲へしっとり移行する、あの瞬間、ほっとして、心を落ち着けて見始めることができたものだ。

 今でも覚えてる、一番好きだった曲は、杉山清貴の風のロンリーウェイだっけ、どんなに残酷な犯行も、悲しい犯人の過去も、最後に全部

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☆5時の男〜ピアノへのそれぞれの愛

☆5時の男〜ピアノへのそれぞれの愛

 自宅車庫で、ピアノを開放している、週4日程。

 お祭りデビューして以来、下校途中の小学生がぶっ叩いて行ったり、中学生女子が二人で一つの椅子に座り、ビリーブの伴奏と主旋律を練習していったり、高校生男子がゲーム音楽を早弾きしたり、中年の男性がオリジナル曲を弾き語ったり、クラシックをさらっと弾きこなすおじいさんがいたり、様々な形のピアノ愛を拝聴している。

 デビューから1ヶ月程経った頃から、平日の

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わたしを呼んで

わたしを呼んで

わたしにはわかります。
だから わたしを呼んで。

そしたら あなたの横に わたしは座っています。
だから わたしに話して。

そしたら わたしの経験を 総動員して
あなたの気持ちを 想像します。

わたしにはわかります。

100分の1も あなたは伝えられていない。
10分の1は 自分を正当化している。
3分の1は どこかで聞いたセリフを言うだけ。

そんなものでもいいから わたしに話して。

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☆お盆に死者は帰宅するのだろうか。

☆お盆に死者は帰宅するのだろうか。

 2年前、家族が亡くなったので我が家は、通例に従い今日もお盆中だ。何でも、死者が、自宅に帰って来るのだそうだ。だから、死者に会いに、親戚とか友人とかが訪れるかもしれない、という理由で、なるべく家にいるようにしている。

 昨日は寺に迎えに行き、最終日に送り届ける。こんなことを人々はどのくらい続けてきているのだろう、私もこれからずっと、8月の真ん中は寺の行事に拘束されるのだろうか。今まで実家の盆迎え

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☆この、恐怖を伴う暑さと哲学

☆この、恐怖を伴う暑さと哲学

 暑いね、とは夏の挨拶で、暑さの感じを言ったり、エアコンの使い方を述べたり、いつまで続くだの、昔はこうじゃなかっただの、会話は結構広がっていく。その中には、地球は大丈夫かという不安を表す人もいる。挨拶だからそれ程深刻にはなっていかないし、言ってもしょうがないから言わないだけで、そういう不安を持っている人はかなりいるのではないだろうか。

 環境問題や行く末や責任について言いたいのではない、このどう

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☆ピアノ界に君臨する偉大な曲〜このすごすぎる2曲とは

☆ピアノ界に君臨する偉大な曲〜このすごすぎる2曲とは

 やもめショックで、約25年打ち込んできた音楽ができなくなってしまった。やめてみると見えてくるものがある。まず、音楽がなきゃ生きられないと信じ切っていた無邪気すぎる自分。音楽などしなくてもこうして生きている。

 ただ、音楽で占めていた時間と頭の中、音楽をやらないとすき間だらけだ。やもめ1年くらいの時、以前からやりたかったことを実行することにした。テレビでやっている、街角ピアノだ。

 自宅は県道

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☆私と哲学〜そういえば初哲学はデカルトだった

☆私と哲学〜そういえば初哲学はデカルトだった

 やもめも二年近くになると、こうして物を書く集中力が戻ってくる。我が顔を出し、習慣が徐々に戻り、新しい世界の流れに乗る。ここに来るまで、私には哲学が結構役に立った。

 哲学を学んだことはない。出会いは十年程前だろうか、夜8時頃から放送のラジオ、高校講座の倫理だ。車の運転中にたまたまつけたらやっていた。

 1回目だったのか、ソクラテスのところで、無知の知、何これおもしろい、となり、毎週放送を聞い

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☆モノに命や魂はあるのか、ないのか

☆モノに命や魂はあるのか、ないのか

 物はよく使えば使う程、持ち運べば運ぶ程、失くしたり、壊したりするリスクは上がる。そういう物たちの中でいくつかは、やけに長い間手元にある。

 今使っているこのシャーペンは、高校の時からのものだ。頭部分は紛失し、ティッシュを詰めてあるが、環境が変わっても当たり前のようにこのシャーペンで文字を書いてきた。この髪どめも長く使っているが、先日墓参りに行った時、上着のポケットからすべり落ちたのだろう、今度

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