195: XTC / Mayor of Simpleton

2006年にコリン・モールディングが脱退したことにより、XTCはアンディ・パートリッジ1人となり、以降、活動休止状態となっています。
30年近いキャリアを誇るバンドで、ミュージシャンにも彼らのフォロアーは多いのですが、アメリカでのセールスは驚くほど芳しくなく、HOT100入りしたシングルはこの1曲のみです。
1989年リリースの9thアルバム『オレンジズ・アンド・レモンズ』からの1stシングル(UK46位/US72位)で、軽快なギター・サウンドと意表を突くコーラスが印象的な、「これぞギター・ポップ」という作品です。
正直、アメリカで一般受けしない理由が思いつかないのですが、強いて言えば、ちょっとひねった曲の構成やシニカルな歌詞が「UK的過ぎる」のが原因なのかも知れません。

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