074: Bob Dylan / Subterranean Homesick Blues

これまでに、ディランのカバー曲は何曲も取り上げていましたが、当の本人の作品は一度も取り上げていないことに気づきました。
それは、ノーベル文学賞受賞者に対して、あまりにも失礼というもの(それは、あんまし関係ない?)。
エレクトリック・バンドを従えた最初のアルバム『Bringing It All Back Home』に収録されたこの曲は、ディランにとって初のTop40入りとなりました。
早口で次から次に言葉が飛び出すボーカル(?)スタイルは、ラップの元祖と言えるかもしれません。
そして、この曲には、1965年当時には珍しいミュージック・ビデオ(実際はフィルム撮影)が作られています。ライブ・ツアーの記録映画『Don’t Look Back』のオープニング用で撮影されたものですが、単語が書かれたカードをパラパラと捨てていく様は、マネしたくなりますし、実際にこのビデオをモチーフにしたMVも多く作られています。
単に多くの曲がカバーされているというだけでなく、こういう部分も含めて、改めてディランの影響力の大きさを痛感します。

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