『バンクシー』について思うこと(MUCA展の感想その2)
こんにちわ。前回に引き続きMUCA展の状況や感想などを記します。(好きな創作物(15))
(参考)
本美術展についての全般的な感想は「来てよかった!」です!
ミーハー的な考えかもしれませんが「本物を観れた!」とゆう嬉しさがありました。
(参考)MUCA展公式HP
https://www.mucaexhibition.jp/
2.『バンクシー』の立体(彫刻)作品について
今回の美術展で、わたしは『バンクシー』に立体作品(彫刻)が存在することを知りました。
わたしはこれまでバンクシーの作品は路上アートが中心で、ステンシルを主な技法とした壁に直接書き込む形の平面的な作品だけのような先入観があったのです。
どちらかとゆうと、野外や街中で落書きして回る方たちの延長線上にあるアウトローな存在としてのイメージが強かったのです。
しかし、立体作品を含めた彼の展示物をみると、バンクシーは厳然としたアーティスト(芸術クリエイター)であるのだと認識することができました。
そういった意味で、カウス、JR、インベーダーも同様で、わたしの持ち得る彼らの情報は断片的なものなのでしょう。
以前は、わたしはこうした現場にゆかなければ『バンクシー作品』に出会えないと考えていたのですが、こうして額縁で飾られたものも彼の本物の作品であり、今、それを鑑賞できることは幸せだなと思った次第です。
3.『バンクシー』の平面作品
報道(ニュース動画など)などによれば、バンクシーの作品については社会風刺や政治的なメッセージ性が強調されることがあります。
しかし、これらの風刺はトゲトゲしさがなく、むしろユーモアに満ちているところが、バンクシーの魅力になっているように思いました。
美術展の会場で特に『風船と少女』を観ると、確かに「社会風刺」は彼の作品の味付けの一つにはなっているものの、もっとそれ以上に彼が重視している要素があるように感じられました。
ふんわりとした「優しさ」や「温かみ」、「体温」があるような気がします。
その点で彼の作品はいずれも、キュートかつチャーミングであり、それ故『バンクシー作品』が世界中でリスペクトされる以上に広く愛される理由なのかもしれません。