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近況シリーズ

時間がないのは常時のこと、ただ元気はある。目と手が届く範囲を精一杯生きてみる。


梅雨

久しぶりにノートを書く。少し時間がたち、もう梅雨のにおいがしてきた。
今回は、近況シリーズである。柔らかく綴っていくので、気まぐれでちぐはぐかもしれないが、お付き合いいただきたい。
(きれいなアジサイの写真、ありがとうございます。)

春を経て

春は新たな風に見舞われた。
振り返ると昨年秋口に修士課程をもう一年延ばすことを決め、のらりくらり本を読み漁る日々が続いた。研究室では同期が修士論文の追い込みをかけながら、有限の時間が流れた。私自身、そのときの研究テーマには、若干の兆しは見えていたものの、閉ざされることは目に見えていた。
次期に春が訪れ、同期たちはそれぞれの道へ旅立っていった。一人残った研究室には、わずかな寂しさが漂い、空虚な時間が流れた。そこから満ち足りるとはつゆ知らず。

春先の吉報

春を経て、淡々と流れる時に焦りを抱きつつ、春の香りで困惑する。
そんな折、春風のいたずらか、ある一通のお知らせが届く。
「中学校で授業をやらないか。」
そう、非常勤講師のお願いである。
私は、中高保健体育科の免許を保有しており、一時は教員の道も志した。
いつからか、哲学の森を彷徨っているわけだが、思わぬ地図看板が出てきた。
二つ返事とはいかず、条件を加味しながら考えた。なぜなら、研究の時間を取れない恐れがあったからである。しかし、それは杞憂であった。

見微知緒

春風の便りが来た頃、研究のほうは.…。何か見える。
思わぬ出会いがやってきた。このことについては、次回に続く。
非常勤の件は、環境を変えることに望みをかけ、「はい」と返報した。
アジサイが姿を現したこの頃、かすかな期待と焦りが、積みあがる。

学校に行き、授業を行い、本を読み、思考をこねる。
そんな日常が染みつつある今日。
日差しもご機嫌になりつつあるが、私はそれを見習う。


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