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漢字のしょうもない話2つ

本日は、「小学館 例解学習 漢字辞典」で見付けたしょうもないネタを2つご報告させていただきます。
ちなみ、しょうもないのは私であって、辞典は大変素晴らしいものですので、悪しからず。

「車」の字源

みなさんご存じ【車】だが、この漢字の成り立ちをご存じだろうか。
漢字辞典には、以下のようにある。

一輪車をえがいたもの

小学館 例解学習 漢字辞典 第九版

そして、絵から現在の漢字へと変化していく過程が図でも示されている。
その過程を追っていきたいと思う。

まずは、漢字が示す様子。すなわち絵である。

人が一輪車を押す様子だ。
なるほど、古代の一輪車はこのような形だったのかという学びもある。
ここから【車】という文字に変化していくのも、すでに納得感がある。

次のこれを抽象化した一段階目の図を見てみよう。

二輪車!!

いや。もうどう見ても二輪車である。
むしろ自転車??と思ってしまう出来である。

この時代には二輪車がないから、この図から一輪車の絵を具現化した。という事だとは思うが、あまりに二輪車過ぎて動揺を禁じ得ないのである。

次の段階 いってみよう!

もう少し文字らしくなった姿を見てみよう。

二輪車!!!

やっぱり二輪車である。
流石にこれを一輪車と言い張るのは無理があるのでは?

それでは、最終段階を見てみましょう!


これは一輪車!!!

ここにきて一輪車である。

しかしこうしてみると、【車】の字の一輪車感がすごい。
中央の【日】が車輪で、上下の横棒二本が枠、そして、枠から車軸が貫いている。
見事なまでの一輪車である。

まじで、一段階目で何が起きたのか。

古代中国人に物言いでしたとさ。

【廾】 この部首なんて名前か知ってますか?

さて、二つ目です。
こちらの部首、あまり見覚えがないかもしれません。

少なくとも私は、この部位が部首であることを知りませんでした。

一般的には、【にじゅうあし】と呼ばれるそうです。

この部首の漢字の例とはしては、以下のようなものがあります。

  • 弁 べん (わきまえる・わける・はなびら・とく・かたる・かんむり)

  • 弄 ろう もてあそ(ぶ) (いじる いじくる いらう あなどる たわむれる)

  • 弊 へい (やぶれる ついえる つかれる)

この【にじゅうあし】は、両手を描いたものが成り立ちだそうです。

先ほどとは逆順で成り立ちを見ていきたいと思います。

完成形がこちら


にじゅうあしですね。

もう少し具体的な図がこちら


なるほどなるほど
こういう感じね。

更に具体的な絵がこちら


ちなみに、この【にじゅうあし】 別名があるそうです。

それが、



こまぬき







こまぬき!!



転載元https://grapee.jp/534689#google_vignette

コマネチ!!



こまぬき!!!


以上です。

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