補助金活用で事業を発展させ地域をゆたかに(2)
タイトルに「事業を発展」にとどまらず「地域をゆたかに」と大きく出ていてオーバーではないかと思われる方も多いと思います。
しかしこれにはそれなりに理屈(屁理屈?)が有ります。少々堅苦しいかも知れませんがイメージでとらえて頂けたら幸いです。
国の経済活動の活発度を示すためにGDP(国内総生産)としう指標が有ります。これは式の次のように表せます。
GDP=消費+投資+政府支出+純輸出(輸出から輸入を引いた額)
これを地域に当てはめると以下となります。
GRP=消費+投資+公的支出+純移輸出(地域からの出荷から他地域からの入荷を引いた額)
GDPはGross Domestic Product、GRPはGross Regional Productの略。
国内Domesticと地域Regionalの違いだけで考え方は同じですね。
いずれもここで政府支出や公的支出は大きなウエートとなります。先日 令和5年度の補正予算が政府案通りに成立しました。地域の各自治体でも現在議会で予算の審議をしている所が多いと思われますが、この政府、公的支出を如何に有効活用するかは国にとっても地域にもとっても大変重要な意味を持つわけです。
国の補助金はこの政府支出内に予算として組まれています。これは1事業者を助けるというような次元ではなく国内や地域の経済活動を振興するための位置付けとなります。という事は事業者は上から頂くものというような発想ではなく、国や地域のためにまずは自社の事業を発展させるという堂々たる信念のもと挑戦するのだと位置付ければ良いと思います。
今回成立した補正予算は一般会計の歳出総額で13兆円強、歳入は7割の9兆円弱を新規国債発行で賄う内容となっています。財政赤字はどんどん拡大している事への懸念は有りますが、それだからこそ それを本気で有効活用する事が国や地域経済のために重要です。
共に堂々たる信念をもって補助金を活用し事業を発展させ地域をゆたかにしていきましょう。
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