Life is not Gas
コレなくて良かったあて、この世を作った創造神につくづく感謝するような事、皆さんにも、一つや二つ、あるでしょう?
当然私にもあります。おめえの話なんて別に聞いてねえよ、て言われても、もう語りだしてるんで、残念した。
はい。どうもです。
つい殺気もエレベータの中で豪快に放屁かました肛門ユルフワ系の私です。
て言う事で、今回「屁」ね。
「おなら」とも言います。私は専ら「へ」ですね、「へ」。私は「へ」派。貴方は何派?
「講談社 今日のおすすめ」に曰く、「おなら」という呼びは室町時代には既にあって、元々「お鳴らし」と言ってたものが「おなら」に転訛していったのだそう。元が宮中の女性の間で用いられていた隠語――女房詞(ことば)という雅で上品な出自を持つ言葉なんだ。
道理で下々の下卑た私は矢鱈「へ」の方を用いる訳だ。
へえこいた、へえつまった、へえ臭え……。思い返しても「へ」だらけ。
因みに「屁」の漢字は、「尸(しり)」+音符「比」から成る形声文字。詰まり「尻」から「比」の音するやつ、くらいな意味。
医学用語では「排ガス」。屁っぴり虫の私は排ガス規制厳しいヨーロッパでは暮らし難そう。そもそも「黄禍論」根強い地域だし、コテコテ黄色人種且モンゴロイドの私には端(はな)からハードル高い訳だけど。
英語で「屁」は "fart"。"Raspberry Tart" と言えば隠語で「屁」。fartとtartの発音が似てるから。イギリス様さあ……。
タルト、日本ではなんだろ? 「お焼き」かな? 丸いし。
「屁」蘊蓄はさておき――て言うか話「屁」なんで、ウンチとか要らねんだわよく考えたら――人は年を取るとケツメドが緩むらしく、放屁が増えると聞いた。
するってえと私の肛門様はアレかい? 幼い時からご隠居なさってたんですかね? それともアレか、耳年増みたいな。穴年増? なんだろね。どうでもいいか。
さて、相変わらずの前振りの長さに驚く我なんだけど、漸く本題です。てか本題忘れたわ。
私は、アレよ。色。色ね。
「屁」に色無くて良かったて、つくづく思う。
なんせ、屁濃き虫なんでね。散歩中とか右足あげて「プ」、右下げて左足上げて「プ」みたいな、もう散歩してんのか屁ひってんのかわかんないレベル。詰まり達人。直ぐ「屁」詰まるし。
想像してください。「屁」に色のある世界を。ヤバいでしょ? 流石に。迂闊に「屁」コケねえぜ、レディースエンドジェントルメン。
スカシッペして澄まし顔してても、ケツから立ち上る黄色い靄。
おい見ろよ、アイツ澄ました顔してっけど「屁」こいたぞ、てバレバレよ。エグいでしょ、こんな世界。
ヤッパリ色は黄色だよね、仮に色あったとして。ウンチの色希釈したら黄色になりそうじゃん。「屁」は黄色だわ。
「黄色い歓声」てあるけど、アレやっぱ臭えのかな? まあ嗅ぎ度はねえけどさ。黄色てだけで臭(にお)いそうだぜ。ちょっと興味はある。
カレーのスパイスの香りなんてレベルじゃねえぞ、糞譲りの正統派悪臭だからな、屁は。臭い無いのあるけど、まあアレは稀よ。
糞に近い臭いの屁こいた時は絶望しかない。あるとして、若しかして糞も出っちゃった? みたいな心配ね。
まあ、何にしろ、色無くて良かったですよ、「屁」に。
これ丈で、神に、創造神に感謝するレベル。
サンキュ、ロード。サンキュ、ガッド。アリガット、ゴザイマス。